「十五夜っていつだっけ?」
そう思って調べてみたら、今年の十五夜は10/01なのだそうで。
今月はじめに満月だったわけなので、
だいたいその頃になるというのはわかるのだけど、
なんとなく「お月見」するなら9月っていうイメージでいる。
も少しおあずけって感じだな。
この頃のわが家では、月の満ち欠けが重大な関心事。
いまにはじまったことでもないのだが、
「アシガール」のせいもあって、より注意が払われている。
お団子もだいじだが、レンコンの挟み揚げもだいじ♪
「今宵、月より舞い降りて
愛しき夫を迎えに参った!」
というのは、アシガールSPでの唯ちゃんのセリフ。
前段、鈴が鳴り、あやめさんが舞う。
鈴の音が静かになったところで、
後ろ向きにピョコピョコ登場してくる
白拍子(?)姿の唯ちゃんの一連の仕草が
僕は妙な具合に気に入っているのだが、
ああもあからさまに、敵の、
それも祝言のど真ん中に登場してくるか?!って、
わかっていても面白い。
唯之助はとにかく「敵陣」の「ど真ん中」を突破する。
なにか事が起これば、迷わず「ど真ん中」を駆け抜ける。
この「ど真ん中」を走り抜く痛快さは「アシガール」ぐらいでしか見たことがない。
他のどこにも見当たらない。
似たようなもの、っていうのが思いつかない。
ん?
黒澤映画にあったかな?
でもあれは、馬で疾走だったからな〜。
突撃とか、特攻とか、そういうのとも違う。
基本は「ただ走るだけ」。
「走り抜ける」って感じ。
広い意味で月にまつわる話であるので、「アシガール」には
「かぐや姫」のニュアンスくらいはあるように思うけれど、羽木家は橘紋。
「橘」からいろいろなことが連想できる。
橘紋の由来については、わりとはっきりしていて、
だいたい調べがつくのだが、そういった「当たり前」の向こう側については
なかなか見えてこない。
不思議な女性、県犬養三千代が歴史の表舞台に突如登場して、
橘姓を与えられた。
そういえば、古事記での「弟橘姫」登場も、やけに唐突だし。
「橘」に不思議な女性の登場はつきものなのか?
「弟橘姫」については、唐突に登場するわりには、
焼津で倭建命と共に炎にまかれたことをほのめかしていたりする。
戦場に共にいたというあたり、「唯之助」に似てるような気が
しないでもない。
こういうことは、なかなかお尋ねする場がないので、
僕が勝手にそんなことを想像してしまうのだけど。。。
深読みしようと思えばいくらでも深読みできる。
それを許してくれるような、というか、誘っているような、
そんな設定なんじゃないか?
って思ってしまって(^_^ゞ
それで他愛のない連想、妄想についつい耽ってしまう。
とにかく、今年の十五夜は、わが家においては
「アシガール祭」になりそうな雰囲気にがすでに漂っている。
お団子と「レンコンの挟み揚げ」をどーんと並べるだけどなんだけど(^ω^ゞ