ことのはのはね~奈良町から

短歌、演劇、アート他、町家での出会いまで、日々を綴ります。

2017前登志夫を偲ぶ会

2017-03-23 | 短歌
「今西行」と言われた、日本を代表する歌人、前登志夫。毎年、亡くなった4月に「樹下山人忌」として、偲ぶ会を企画、実施しています。いつも早く取りかかろう!と思いつつ、今年も間際で追われています。今年はラジオ放送と、展示の二本立て。明日、3/24~4/4まで、奈良町にぎわいの家の江戸時代の蔵で、吉野の山の風景パネルとポスター展を開催、写真は、前登志夫のご子息、前浩輔さん撮影で、先生の歌が立ち上がるような写真です。
ラジオ制作は、偲ぶ会としては二度目ですが、今回、先生の小説「森の時間」からの朗読や、かつての先生の声などで構成、1時間の番組を作っています。効果音や音楽を選ぶと、ぐっと朗読が立ち上がってきて、やっと演出だ!と楽しいですが、編集は本当に大変で、ご苦労かけています…。
ラジオ放送は、前先生の亡くなった4月5日に放送、午後3時からお聞きいただけます。(再放送は4/8午後9時~)
展示とラジオ、見て聞いていただける企画から、ぜひ、奈良の生んだ偉大な歌人に親しんでいただけたらと思います。
前登志夫を偲ぶ会ホームページ「前登志夫うた宇宙」→http://maetoshio.tumblr.com/




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小町座 放課後子ども教室

2017-03-12 | 小町座
3/11、地元の椿井小学校で、今年度最後の、放課後子ども教室「ことばであそぼう」がありました。放課後子ども教室は、地元の方が講師になって子どもたちと関わる、文科省が推進している事業の一つで、小町座は、4年前から関わっています。
小町座の西村さんが、この教室のいろんな企画をたててくれています。毎年、最後の会はお楽しみ会ということで、小町座のミニお芝居の鑑賞と、子どもたちの朗読を収録した「わたしのわ」を聞き、子どもたちが考え作った、カルタで遊ぶという盛りたくさんな内容でした。
まず、小町座のミニお芝居は、私の作、演出の「学校へ行こう」。わがままで学校へ行きたくない、まーちゃんのところに、学校に行きたいが家の手伝いで学校に行けない、貧しい明治の子ども、クマがやってくる。布団の中から、着物を着た明治の子(小町座の役者はもちろんママ!ですが)が出てきた時、子どもたちは一瞬びっくり、ざわっとしました。こういう反応はとても嬉しい。最後は悲しい話なのですが…。以下が子どもたちの書いてくれた劇の感想です。

「学校に行きたい」は、むかしの人が大変だから学校に行けるのはすごいということがわかりました。来年もお芝居見せてください。」
「劇はとてもおもしろかった、なかでもまーちゃんがおもしろかったです。」
「まーちゃん、どんだけめんどくさいの?冬ねむいけどおきなきゃいけないじゃん!!」
「わたしもさむいときは、ふとんにもぐりこんでおきないときがあります。」
「なまえが、クマ、カメ。トラという名まえがおもしろかったです。またやってください。」
「今日はとてもおもしろいげきをみせてもらいありがとうございました。れきしの勉強にもなりました。」
「学校にまーちゃんが行っておかあさんはうれしい、いいこととおもいました。」
「おしばいを考えるのはすごいおしごとと思います。マーちゃんの気もちもわかります。(わたしも)とうみんしたいです。」
「げきはめっちゃくちゃおもしろかったです。おもしろかったところは、名まえが、クマとトラとカメがおもしろかったです。またきてください。」
「「学校に行きたい」や「もちもちの木」やいろんなことをやってくれました。みんなを楽しませてくれたりありがとうございます。」

本当に、子どもたちの言葉は、劇作家冥利?!につきますが、今回の芝居は、小町座の稽古の中でも、中々、充実したものでした。たった15分の芝居の中に、いろんな感情があります。(出演者奮闘?!の稽古の様子は小町座フェイスブックをどうぞ。https://www.facebook.com/komachiza/)

ミニ芝居鑑賞の後は、これも私の書いた朗読詩「わたしのわ」を子どもたちの声を収録、西村さんがオーディオ作品に仕上げました。三つの班がそれぞれ読んだのですが、収録するのは一苦労。マイクを前に盛り上がる子、真面目になる子…。けれど、YouTubeにあげるから!の声に、みな、収録モードになるあたりは、現代の子だなとおかしくなりました。そのみんなの熱演、YouTubeで見られます。「わたしのわ」https://www.youtube.com/watch?v=ynHH4eF4saQ&t=18s
子どもたちの作ったカルタも見られますよ。

自分の子どもはとおに小学校を卒業しましたが、こうして今も子どもの近くで、言葉と芝居に関われるのは、有り難いことです。

「わたしのわ」  おの・こまち




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3/12 にぎわい講談会 開催!

2017-03-08 | お知らせ
今年も昨年に続き、奈良町にぎわいの家では春の講談会を開催します。講談?というと馴染みのない方も多いかもしれないですね。出版社の講談社の「講談」はここから来ていますが、日本の古くからの語り芸で、今もその芸を受け継ぐ若手講談師が奮闘しています。独特のリズムのある語り口、究極の一人芝居。浪曲は、歌が入り、話全体を音楽のように盛り上げますが、講談には歌がなく、まさに、一人で語る、人間の肉体以外には、何も頼れない…物語と人が拮抗して紡ぐ芸といえましょう。
さて、出演者は、女流講談師で、昨年、小南陵を襲名した、旭堂小南陵さんと、奈良テレビのレギュラーでおなじみの、旭堂南青さん。
昨年の舞台、本当に良かったです!お二人の個性が、全く違うので、どちらも見られてお得なのと、町家ならではの近しい雰囲気とあいまって、お話の世界にぐいぐい、引きこまれていきました。生き生きとした人間の語りの魅力は、ネットの仮想空間では味わえないもの。前日まで電話で予約いただいたら、前売り料金でご覧いただけますので、是非、日曜日、にぎわいの家にお越しください。(奈良町にぎわいの家…0742-20-1917)(当日は500円増です)




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