歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

つくば市竜巻被災地の現場 その⑤ 家が反転 し倒壊

2012年05月14日 | つくば市の風景
先週からの続きです。

北条の町を歩いています。

125号線沿いの家、完全に破壊されています。どうも、ここが中学生の亡くなられた家のようです。


花束が手向けられています。


渋滞しているのですが、車の間を縫って反対側に渡るのはかなり危険そうなので、信号機のある横断歩道に向かいます。


家の周囲は広々とした田圃、竜巻の強風がこの一軒に集中して襲いかかったようです。


壊れ方が、何か変なのです。


上に覆い被さっているコンクリートは屋根では無さそう。建物は木造ですし、屋根だけコンクリートの家はありません。


よく見ると、覆い被さっているのは家の土台です。以前は田圃だったと思われ、いわゆる“ベタ基礎”になっています。竜巻の力で重いベタ基礎ごと家が浮き上がり、反転して上下が逆さまになったのです。

もし、“布基礎”だったら軽いので吹き飛ばされても、下敷きになっても、早く救出できて、助かったかも?と、思ったりして・・・・・・。未だ中学生です、本当に可哀想です。

家族はいろいろ救助を要請したようですが、間に合わなかったそうです。警察も、役場も、病院も、数百㍍の範囲にあるのに、本当に残念でなりません。


合掌し、冥福をお祈りしました。


本当に、世の中、いつ、どこで、何が、起きるか判らないのです。“彼も”ご家族も、この日の朝、フツウに1日が始まったのに、昼過ぎには、こんな惨状を向かえるとは、誰もが思っても見なかったのです。


生きていくと云うことは、誰しも、いつ、どこで、何かが起こり、当事者に、犠牲者に、なる可能性があるのです。地震、津波、そして、今度は竜巻です。


私のような歳になれば、いつ何処で何かが起き、当事者に犠牲者になっても、もう、それほど悔いは残らないのです。でも、しかし、過去よりも未来の方が、ずっとずっと長い中学生には残酷でした。


もう一度、市街地に戻ります。


これが対策本部が設置されているつくば市の支所です。


ある場所が気になるので、行ってみたいと思います。


それでは。


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