歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

「入札談合」と「大店法」

2007年02月25日 | 世間話し
「談合」と云う言葉自体は「話し合う」意味ですから、まったく問題ない訳です。

「談合」が、「土木建設関連」の「業者」と「くっついて」来ると、「問題」になって来る訳です。

事前に話し合い、「落札価格」、「落札業者」を決めているのが「いけない」と云う事です。「独占禁止法」に違反する訳です。

・・・・・・競争していないから、価格が「高く」なる。「税金」が「無駄」に使われる。「納税者」が「損」してる。業者が「得」してる・・・・・・

「競争」すると「価格」が下がり、「談合」すると「価格」が上がる。そのことは「価格」が下がる事は「良いこと」が、前提にあるわけですね。

『そんなに単純に「考えて」いいのかな?』と、思ったりしているのです。ホントに「安い」事は「良いこと」なのでしょうか? 

「入札」に対しての「談合」は、入札制度が始まった、豊臣秀吉の時代からあったそうです。もしかして? これは「日本」の「文化」とも云える?


「安い」事は「良いこと」に「疑問」を「抱いた・・・それほど大げさではないのですが」のは、「あの」あれです!「立地法」が成立して、「大店法」が廃止された件のことです。

※立地法・・・・・・『大規模小売店舗立地法』

大規模小売店舗法(大店法)に代わる法律として成立。中小商店の保護ではなく,地域の生活・環境保護を目的としている。1998 年(平成 10)制定。2000 年施行。

※「大店法」・・・・・・『大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律』
デパートやスーパーなど一定規模以上の店舗面積を有する大型店が出店する場合に,事前に周辺の中小の小売商と調整することなどを定める。1973 年(昭和 48)制定。

その結果、「地方都市」の「駅前商店街」の「消滅」、そして「地方文化」が消えかかっていることです。

「物」の「買う」行為は、単に「金銭」の「やりとり」だけではく、「会話」の「やりとり」があり、「人と人」の繋がりあり、「人」の「繋がり」が、「暮らし」であり、そこから「文化」が生まれて来る・・・・・・。
 

「風が吹けば、桶屋が儲かる」方式で、「原因」に対して、「結果」の現れ方が、時間的にも、距離的にも「隔たり」があると、気が付いた時には「後の祭り」になってしまう・・・・・・そう思うのです。

その時は、「安く」買って「得」をした「気分」でいても、「長~い眼」で見たら、かなり「高い買い物」させられていた・・・・・・そう思いませんか?

それで何です。あの時の「大店法」の廃止。そして現在の「建設談合」の「取り締まり強化」は、あの「アメリカ」の「要求」何です。

出所は、あの「年次改革要望書」です。毎年日米両政府間で交換される。
正式には『日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく要望書』です。

何かが「見えて」来ます。怪しい「匂い」が「漂って」います。
「グローバルスタンダード」と云うなの「アメリカンスタンダード」。

「競争こそ正義」、「格差が競争」の原動力、「競争」が「発展」を作り出す。

「市場原理主義」です。「小泉構造改革」です。「官」よりも「民」が「生産性」が「高い」、「効率が良い」、「安い」、「安いは正義」・・・・・・。

全てを「生産性」で考える、「銭金」を「全て」と考えている「人達」の「発想」ではないでしょうか? 世の中は「銭金だけ」では「無い」のです。

それで「談合」何ですが。
談合は「見えないところ」で「密か」に行われるので、「怪しい」ことは「確かのです。「怪しい」人達が周りに「群がり」ました。

しかし、「談合体質」への「非難」は、「大店法」の「二の舞」になる「危険性」があります。

「銭金の視点」だけではなく、「広~く」「長~い」視点で考えないと、「後の祭り」になりそうな、そんな「気が」するのです。


それでは。。。。。。。 



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