歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

つくば市竜巻被災地の現場 その③ 軍手の少女

2012年05月10日 | つくば市の風景
昨日の続きです。

125号線に向かって歩いています。

こちらにもテレビの取材が、


TBSのようです。かなり大げさな長靴姿。


家の窓にトタンが突き刺さっています。


メチャクチャです。


建物は、もう、瓦礫です。


これだけ家が破壊されたのです、家の中に人が居たら・・・・・・。


通りを左に折れ、路地に入ります、こちらもかなりの被害。


コンクリート製の住宅です、


窓枠を残して、すべて吹き飛ばされています。


ガレージの車もメチャクチャ。


いつか見た、空爆とか、砲撃とか、まさに戦場の光景。


鉄筋の入ったコンクリート製の電柱がです、竜巻の風の力で、このように破壊されるのです。


これまで見た限りでは、この辺りが一番被害が大きいようです。脇道から戻り125号線に向かいます。


孫と同じ年頃の少女がママと一緒に後片付け、瓦礫はほとんど片づいています。とても気になって暫く遠くから見つめてしまいました。


竜巻から3日、やっと少しは落ち着いたのか、笑うでもなく、話すでもなく、ゆっくりと、瓦のかけらを段ボールの箱に入れています。


竜巻は怖かったですか?学校はお休みですか?お父さんは会社ですか?家族で怪我をした人はいますか?昨日はゆっくりお布団の中で眠れましたか?今朝は暖かい御飯食べましたか?


少女の手には大きな軍手、その仕草が愛おしくて、とても困りました。


オジサン、何もできなくてゴメンなさい。


こういう悲惨な情景のなかで、健気に後片付けを手伝う子供の姿、本当に辛いものがあります。

昨日9日から小学校が再開それたようです、近所のお友達と一緒に、あの子も元気に登校したことでしょう。


向こうに見える建物が、被災状況の象徴として登場する“雇用促進住宅”のようです。


もう少し、歩きます。


それでは。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする