土曜日はあさま組の勉強会1周年記念スペシャル企画だった。横浜の師の自宅まで押しかけ、その翻訳生活っぷりを見せてもらっちゃえぃっ!というもの。あらゆる意味で大物のiwashiさんがいなければ、こういう企画はありえなかったと思う。
さらに、横浜から元町、山手、港の見える丘公園とスペシャル散策コースつき(designed by 大)。桜の花の華やかさも手伝って、すっかり観光客気分だ。
元町・山手界隈、いいねぇ。通学していた○十年近く前を思い出してしまった……と書きたいところだけれど、なんせ様子が変っていて、「わたしの知っているところじゃない」気分と「あぁ、懐かしい」気分とが半分半分の、妙な感じだった。
師のお宅訪問では、しっかりとパソコンの席に座り、「大」モードを味わった。ふ~ん、こういう環境でお仕事してらっしゃるのか……とチェック、チェック。我が家よりも広い2LDK(開かずの間は除く)はどこもかしこも本ばかり。物書きの正しいあり方を見せてもらったような気がしてうれしくなった。
今回の勉強会は、出版社の編集長さんがオブザーバーとして参加された。iwashiさんが「兄貴」と敬愛する方なので、わたしもつい「兄貴」視線になってしまう。たぶん、他の皆もそうだったに違いない。深いお声とステキな楽器と鋭い指摘で、勉強会を盛り上げてくださった。感謝だ。
コーヒーブレイクでは、師が淹れてくれたご自慢の挽きたてコーヒーと大先輩の手作りチョコレートケーキが登場。どちらもおいしくて、なんだかじんわりきた。「ミルク、ありませんか」という無礼な言葉にも師は怒らなかった。それどころか「紅茶の方がよかったですね」と言ってくれた。大人だ。いえいえ、コーヒー、とってもおいしかったです。大先輩のケーキは炊飯器で作ったんだそうだ。とてもしっとりとして、いい具合に出来上がっていた。おかわりが欲しかった。
それにしても、時間を気にせず勉強できるというのはありがたい。調子に乗って、ベラベラしゃべっても、大きな心で包んでくれる仲間の存在はさらにありがたい。ダラダラしそうで、ちっともダラダラしなかったのは、師から「ダラダラしないぞ」オーラが出ていたからかもしれない。大方の予想は、「きっとダラダラしちゃって、勉強会にならないんじゃないのぉ~」だったが、そういう予想が出ると、その予想をぶち壊したくなる師の習性により、極めて実りの多い勉強会になった。ある意味、実り多い勉強会にするための、かなり計画的な予想だったとも言える。
---------------------------------------------------
来月はわたしが俎板ショーに出演する番だ。わたしが大きな山越え案件を抱えていることを知っていて、きっとヒィ~ヒィ~言っている時期に違いないと考えた仲間たちは、口々に「大変な時期だから」とか「お当番、大丈夫?」とかやさしく声をかけてくれて、順番を変えてもいい雰囲気を作ってくれた。だのに、「はい、がんばってくださいね」と無情な師の一言が響いた、しかも楽しげに。眼鏡の奥の瞳がキラリッと輝いたようにも見えた。きぃぃぃぃ、すっごいサド。
いいもんね、やるもんね。しっかりやるもんね。
そんなわけで、一番人気のわたしが別枠で出走することになったので、来月のあさま杯の行方は混沌としてきた。皆さん、オオトリ目指してがんばってください。
---------------------------------------------------
地下鉄でふと気がついて両手見る 手ぶらで上京 我も春なり
頭ン中はすっかり春でした。人間の品格も、女性の品格もありゃしない、なんと手ぶらで行っちまいました。手ぶらで……。師のうちに……。ただただ情けない……。
師と友と桜の花の下に立ち 映し思い出この人は誰
師が送ってくれた写真画像。若々しい殿方たちに見目麗しき乙女たち。そして……誰じゃい、このオニギリ顔は? わたしゃ知らんぞこんなヤツ。絶対、知らん。間違っても長野から来た、真面目で奥ゆかしい翻訳者(の卵)などと思ってもらいたくない。ちょっと似てるけど全くの別人ですからぁ。本物はもっとかわいいはずですからぁ。
---------------------------------------------------
6/294

