FIVBワールドカップ2007男子大会は第2ラウンドを迎えた。ブルガリアのカジースキー、あぁ、あのダビデのような見目麗しい姿とプリプリしたお尻を間近で見られる富山の方々がうらやましい。ちなみに、わたしはMr.ビーンを美形にしたニコルフも好きです。
ヨーグルトが神々しい食べ物のように感じられる。
-------------------------------------------
瞼の裏のカジースキーを想いながら、環境とシステム思考を考えるワークショップに参加するため、体は東京へ。「成長には限界がある」という意味を正しく理解することに悪戦苦闘する。
ありがたいことに、ここである種の「成長の限界」を体感するチャンスが訪れた。
場所は浅草。地下鉄を降りて地上に出ると、隅田川の向こうに奇抜なオブジェを乗せた漆黒の建物がある。川幅は狭いが、ここはロンドンのテムズ川南岸なのかと勘違いするほど、何やらエキセントリックな雰囲気が漂う。
目的地の漆黒ビルディングは中も洒落ていた。天井が高く、壁は黒。ワークショップ用のセッティングや照明も洗練されている。
空間がいかにソフィスティケートされているとはいえ、そこを利用するのはごく普通の人間だ。人間だもの、バスルームに行く。わたしも例外ではない。
バスルーム、便所、バスルーム、便所……トイレがどこにあるのかは、初めての場所でもたいてい見当がつく。本屋や図書館に行くと必ずもよおすタイプだもの、その辺の勘は鋭い。
はて、そのわたしの信頼できる勘によればこの辺りがバスルームのはずだが、どうやって入ればいいんだろう? おぉぉ、この一枚壁がドアだったのか、なるほど。よしよし、どうやらこの先がバスルームのようだ。でも、このドア、一体どこをどうすれば開くんだ? PULL? おいおい、日本なんだから日本語で書いてくれ。
ようやく目的地へ到着。ドアを開けた途端、タイルの白い色が目を刺す。まぶしいじゃないか。おおお~っと、危ない、まぶしいなんて言ってられないぞ。けつまずいてしまった。なぜこんなこところに段差があるんだ? なになに、段差があるから注意しろだと?!そんな壁紙を貼らなくちゃならないのなら、初めから段差を作らないでくれたまえ。
トットと用をたそう。う~む、どこが個室なのか。この黒い壁の向こうに違いあるまい。お~ぉ、やはりそうだ。これは壁ではなくドアなのだな。それにしても、個室の中の照明が暗い。暗いのが最近の流行なのか? 確かに明るすぎても気恥ずかしいが、暗すぎても困る。
さ~て、なんとか用もたせた。ささっ、手を洗いましょう。う~ん、さすがに洗面台もオブジェだ。オブジェ、なのはいいのだが、一体どうすりゃ水が出るんだ? 最近は、蛇口に手をかざすとセンサーが働いて自然に水が出るパターンが多い。う~ん、手をかざしても何もでない。ひねる栓もない。どうすりゃいいんだ。右、左、上、下、ぐるっと見回すと、足元にある何やら大きなボタンが目に入った。思わず踏みたくなる形だ。よ~し、踏んでみようじゃないか。おぉぉぉ~、出た出た、水が出た。水が出ることがこれほどうれしいとは。水を出すためには、まずこのボタンに気づかなければならない。万人が万人、このボタンの存在に気づいて、水が出る喜びを味わえるものなのだろうか……。
さてさて、無事に手もきれいになった。ちょっと紅でも引いてみようか、と思いたつ。でも、鏡がない。こういうお洒落なバスルームには、たいて壁一面に鏡が貼られているもの。個室の待ち時間に鏡にチラチラ目をやっては鏡の中の自分をチェックしたりする。でも、ここにはその姿見がない。鏡がないバスルーム? そんなはずはない。もう一度室内をよ~く見渡してみると、これまた何やら小さな円形のオブジェが立っている。へ~ぇ、これが鏡?! こりゃ銅鏡かい? 小顔の人しか使っちゃいけないってことかねぇ。
「お前の顔が大きすぎる」と非難されているように感じながら、バスルームを後にしようと一歩踏み出した。けれど、なぜだか突然視界が斜めになった。お~い、段だよ、段。よろけてしまったじゃないの。一体誰がここに段を作ったんだい? 一体誰のための段なんだい?
このバスルームに「成長の限界」を見た。ここのバスルーム、試された方いらっしゃいますか?