エレイン・ヴィエッツ 原題:Wedding Knife 中村有希・訳
『Shop till You Drop』は「う~ん」という読後感だったが、中村有希さんが短編を訳されたというので、その「ウェディング・ナイフ」も読んでみることにした。
恐すぎる……。何の前触れもなく、ふりこが左右に大きく振れた感じ。正常と異常との境に気付かず、突然異常の世界に足を滑らせて入った感じ。落ちる夢を見たときと同じ感覚、かな。俄然、ヴィエッツの作品が楽しみになってきた。
ちなみに、この短編、2005年のアガサ賞とアンソニー賞の最優秀短編賞をそれぞれ受賞しているそうな。東京創元社「ミステリーズ!」(vol.16 APR 2006)に掲載。
*そうそう、『Shop till You Drop』では、フロリダのgated communityの様子が詳しく描かれている。どんな人たちが住んでいるのか、どのような印象を与える環境なのかがよくわかる。

