長野駅前の書店のディスプレイをみると、他の本屋さんとは明らかに違う点が二つある。
市長選に出馬された方の本がザザザ~っと平積みされている点が一つ。そういうのってどうなんだろう、と若干疑問を感じつつもスルーする。
もう一つは、『神様のカルテ』が平積みになっていること。
これはきっと、長野県内の本屋さんならどこでも同じなのかもしれない。特に松本近辺。カスヤナガトさんの優しいイラストが、ホンワカした雰囲気を醸している(てっきり、森見さんの『夜は短し歩けよ乙女』の表紙を描いたイラストレーターかと思ったら、別人だった……)。
信州大学出身の現役のお医者様が書かれた本だもの、長野の本屋がプロモーションしなくてどうする。お医者様が書いた本といえば、海堂尊氏のチーム・バチスタ系を思い浮かべてしまうが、そういう医療小説ではなく、読み終わったら、ちょっと静かに青空や星空を眺めたくなる本。
図書館で借りて読んでみようと予約をしたのは夏の暑い頃。ようやく順番が回ってきて、
松本・本庄にある24時間体制の総合病院を舞台にした物語を読むことができた。主人公は夏目漱石をこよなく愛す、ちょっと変わった、でも、患者さんから信頼される内科医、なんとか一止先生。名前も変わっている。
でも、何が「ふふふ」かといえば、作家のペンネームだ。
夏川草介。
読む前から、一止先生の口調が想像できたりする。

神様のカルテ
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2009-08-27
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神様のカルテ 2 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2010-09-28 |






