「ダ・ヴィンチ・コード」の上映時間を調べようとして、新聞を開いた。かなり、アナログな人間だ、わたしは。そういえば、最近、新聞をしっかり読んでいないなぁ~、と思いつつ、開いた新聞をパラパラとめくる。どの新聞でもよかったのだけれど、たまたま手に取った新聞のあるページに神様からのお告げが……(って、おおげさ)。
カズオ・イシグロがそこにいた。……。彼の写真付きインタビュー記事だった。考えてみれば、単なる翻訳本(『わたしを離さないで』早川書房)新刊の宣伝だ、が、彼と私は赤い糸で結ばれているのかも……なんて思ったり(たぶん、右手のお姉さん指あたり)。
最後の段落をチョコっと引用。
日本語はほとんど解さず、翻訳に目を通すこともない。「翻訳者を信用するのが健康にもいい。翻訳者にはその言語で読めるようにする一定の責任がある」(ロンドン共同=宮脇英朗、信濃毎日新聞2006年6月6日文化欄より)
ずしん、ずしん(心に落ちていく音)。ちなみに、翻訳されたのは土屋政雄先生。イシグロの指名なのだろうか。期待が高まる。まず原書『Never Let Me Go』を読んでみよう。きっとまた、「目から鱗」の経験が待っているはず。

