気分の上がらない日曜日

朝起きて、ＰＣを見ていたら
外から「ザッ！！ザッ！！」と鳴り響く音。
道路の方向だったので道路を挟んだお隣のおじさんが
またホウキで道路を掃いているのだろうと思った。
おじさんの家の周りにはかなりの本数の大きな木が
立っているので
落ち葉の時期は道路にまで落ちた無数の落ち葉を
おじさんがせっせといつも掃いている。
だけど、ふと「落ち葉はもうないよねぇ・・」
とも思った。
けど、あまり深く考えずにそのままＰＣを見ていて、
そのあとトイレに行きたくなったのでトイレに行って、
戻ってきたところで道路側のカーテンを開けた。
ついでに、ザッザッという音はまだしていたので
何を掃いているんだろうと外をのぞきこんだけど
おじさんの姿はない。
すると目の前の、正に正面の屋根におじさんが乗っかっているのが
目に飛び込んできた！！
屋根の上をホウキで掃いていたのだ。
正に正面、恐らくおじさんからすると我が家のリビングは
丸見え。
嘘でしょ～！！と。
咄嗟に窓からは離れておじさんの死角になる場所に行ったけど、
あとからすぐに後悔した。
その場でカーテンを即座に閉めれば良かったのだ。
とりあえず再びＰＣの前に座ったら
その位置からはおじさんは直接見えなかったので
ちょっとホッとして
「ま、そのうちすぐに終わるだろう」と思っていた。
しばらくするとザッザッという音は聞こえなくなったので
「あぁ、良かった。終わったんだ。」と思って
洗濯ものを干そうと立ったら
なんと今度はおじさんが屋根に何かを塗っている。
「！！！！！！！！！！」
そうか、ただホウキで掃除してたんじゃなかったんだ、
屋根の塗装だったんだ・・・！と。
とりあえず洗濯ものを取りにいき、
洗濯ものを干した。
いつもは家の中でハンガーに干してそれから
ベランダに移動するのだけど
今日はベランダで直接干した。
それが終わってもおじさんは相変わらず
ド正面の屋根に乗っかっている。
ちょっと休憩しているのか手を休めて
こちらをジッと見ている、ように見える。
もうダメ・・！我慢できない・・！と思い
カーテンを閉めようと思った。
何となく「こちらも気にしてませんよ」を装って過ごそうかと
思ったけど
やっぱ無理だ。
目の前でピシャッとカーテンを閉じたら
「見てんじゃねーよ！！」とこちらが自意識過剰と
思われるのが嫌だったけど
我慢ができない。
おじさんが再び作業に没頭し始めたのを確認して
その隙にカーテンを閉めた。
あ、普通のカーテンね。
レースのカーテンはずっと閉めていたので
こちらが思っているほどおじさんからは丸見えでは
なかったのかもしれないけど、
もうこちらの精神がもたなかった。

カーテンを閉じる前、
誰かにこのことを言いたくて、
って言う人なんか一人しかいないのだけど
旦那に電話した。
ら、出なかった。
そう言えば昨日も旦那は私からの電話に出なかった。
たまたまなのかもしれないけど
なんだか自分が変に旦那から避けられてるような
妄想に陥り、
おじさんのことも重なって
気分が非常に落ちた。
あ、こう書くと「旦那の仕事中にくだらない電話なんかしてん
じゃねーよ」と思われるかもしれないけど、
いや、確かにくだらないかもしれないけど、
ウチの旦那はほぼ一人で作業をする仕事で、
結構いつでも電話で話せる職種で。
もちろんダメな時もあって
昨日も今日もたまたまダメな時だったんだろうけど。


さっき洗濯ものを干して
このあと掃除機もかけなきゃいけないのだけど
やる気が出ない。
やる気が出ないというか元気が出ないという方が正しいのかも。
睡眠が足りてなくてやる気が出ないという日もあるけど
今日は違う。
ゆうべはたくさん寝た。



最近、私は何がしたいんだろうと思う。



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とここで、旦那から電話があった。
「ＳＡＲＡ、どうした？」と。
いつもの優しい旦那だった。
１５分くらい話したかな。
ちょっと元気が出た。
旦那は今日休日出勤で
でも仕事が結構早く終わりそうで午後の
１時くらいには帰れるかもしれないと。
そして明日は完全な休み。

あぁ、旦那が帰ってきたらそのまま一緒にどこかに行っちゃいたい。
どこかに行ってどこかに泊まりたい。
この日常から抜け出したい。
けど、午後からどこかに移動して夕方どこかに到着して
一泊料金を払って泊まるだけ、という
気まぐれな贅沢ができるほど我が家に余裕はない。



観念しました。
とりあえず掃除します。