Doblog生活

Dblogから、引越してきました。

『 私たちの幸せな時間 』 ( Our Happy Hours )

2008年05月06日 | 本・映像・CD
デュエリスト 』 ( 5月1日の ブログ参照 ) の カン・ドンウォン の映画をもっと観たいと思って Amazon で調べたら、そうそう、この映画、昨夏、話題になってたっけ。 自殺未遂を繰り返す女性と 死刑囚の話、重そうで観なかったけど、これ、カンくん の映画だったんだ~。
即、購入

原作本 も同時期に発売されてて、映画で主演した 2人の写真が 載ってる。 これも、蓮池薫さんの訳 ということと、著者が 辻 仁成との コラボ ( 『 愛のあとにくるもの 』 ) を出した方というんで、記憶にあるわ。
DVD と一緒に、これも購入

孔 枝泳 著、蓮池 薫 翻訳、新潮社 (2007/05)
Amazon から直接購入した 原作本の方が、先に届いた。
死刑囚 ユンス が 生い立ちから 逮捕されるまでを 淡々と語る 簡潔な ブルーノート ( 死刑執行後、ヒロインに残された ) と、ヒロイン ユジョン が 自分自身と ユンス との交流について語る 饒舌な 文章が、字体を違えて 交互に続く構成。 あまりに悲惨な ユンス の身の上に グイグイ引き込まれて、一気に読んでしまった

富裕な境遇に育ち、社会的な地位も手にしている ユジョン だが、実は、過去に負った傷を 母親に封印されて 苦しんでいる。 修道女の叔母について 刑務所で ユンス と面会を重ねるうちに、初めて 誰かに 自分の傷と気持ちを 素直に話すことができるようになる。
ユンス の方も、「 ・・・人間と人間が 本当の話を交わすこと、誰かのために 祈ること、互いが身構えずに会うことの意味が何かを知りました。 」 「 愛されたことのある人だけが人を愛せるし、許されたことのある人だけが人を許せるということも 知りました。 」 と、記す。

ミーハーなきっかけで この本と出会った訳だが、読んでいる間中、私も とても 「 満ち足りた時間 」 を過ごすことができた。最後は、胸が一杯になり
でも、主人公2人が出会えて、短いながらも 充実した 「 幸せな時間 」 を過ごせたことが 本当に良かった思えた。 悲しい別れがあっても、心を通わせた時間は 思い出として 残る

「 ユンスが犯したとされる 少女の強姦と ( 少女を含む ) 3人の殺人についてだが、 強姦と2人の殺人は 共犯の先輩の仕業で、残り1人を どちらが殺したかは 書かれていない。 さっさと自首した先輩が、罪を全て ユンスになすりつけた 」 という設定になっている。 ユンスは、人質をとって 立てこもりもしているので、「 殺人鬼 」 とされている。
どっちにしろ いつかは死ぬじゃない。 生かしたところで、せいぜい 50年も経たないうちに みんな死んでしまうのよ 」 と、ユジョンは 検事である兄 ( この設定は、でき過ぎじゃないかな ) に向かって、 「 死刑制度 」 を否定する。

最近、「 裁判員制度 」 開始を目前にして、死刑制度存続廃止 の両方の意見をもつ議員が 協力して 「 終身刑 」 を設けるために やっと動き出した。 どこの国でも 冤罪の可能性が 0 にならないというのに、「 死刑 」を選ぶのは、やっぱりキツイ
そのうち 出てくる 「 無期刑 」 より重い 「 終身刑 」 が必要だと思うよ。




デカポン

2008年05月06日 | つぶやき
多分、地方出身だからか、私は人ごみが苦手。 今年も、連休中は家で ひっそり 暮らしていました。

夜に1度、家族で ( 上の息子は留守 ) 外食した他は、料理してましたんで、1度、生協の配達はありましたが、冷蔵庫の中が すっきり しました。

朝は、ホームページの更新や保護司の報告書、書類の整理等々、気のすすまないこともしていましたが、午後はのんびり。 息子が借りてきたDVDや ケーブルTVなぞ見てました。本も読めて、良かったです。

そうそう、今日、義姉から電話があって、
「 お義父さんが、何度 違うって言っても、デカポン って言うんですよね~。」
デコポン のこと ? 」
「 そう。デコポン です! って言うと、あ~、そうか~! って。 でも、お買い物リストには、また デカポン って書いてあるの。」

「 年取ってるから、新しい単語は憶えられないんでしょうね。 でも、いやぁ~ね、まるで、デカ○イ みたいで・・・。 」
「 はぁ
えっ ・・・、デカ○ン とか 浮かんでくるけど、それって、一般的じゃなかったりして?