自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

草喰なかひがし 予約の取れない店・・・

2012年10月01日 | 京都2012
そんな凄いお店を予約してくれていたとは知らず、隊長の指令のまま店に向かう。
全くの前情報なく、後から調べて、ほうほう、そうだったのか・・・と復習をしている情けない私。

グルメな人には、とっても有名な店らしい。 予約は毎月1日に受付、朝からコンサートのチケット予約の如く電話をかけないといけないらしい。まず、その時点で私はリタイアだけど・・・。どうやって、予約を取ってくれたのかは、次回会った時に聞いてみるが、なんともラッキーなことに、座敷なら一組だけ大丈夫ですと、最後の席だったそうだ。

店に入ると早速、2階の座敷に案内してくれた。8人くらい座れるテーブルの真ん中に、二人ぽつんと座る。日本料理の店は、特に京都なら、座っている姿、箸使い、いろいろ仲居さんにチェックされているようで、ちょっと緊張する。 太ってから(生まれたときからずっとぽっちゃりだけど、最近特に体重がマックス)正座が苦手だ。

まず運ばれてきたのは、八寸

ずいきの葉っぱにのった旬がいっぱいの8品
とっても元気な葉っぱは、店主なかひがしさんが、朝にとってきたものだろう。彼の朝一番の日課は、菜園に行くことらしい。途中も、かわいい野花がいたら、連れてくるようだ。そうか、だから付け合せに添えられている花や草が元気な訳だ。卵も雛から育てたらしく、「やっと卵を産むようになりまして・・・」と、仲居さん。

椀物


鯉のお造り

実は鯉は苦手だった。でも、美味しく頂きましたよ~。
しょうゆの代わりはジュレ、大根は、辛いシャーベットになっていた。
皿も日本料理の楽しみの一つ。9月は、菊の節句、花はまだなので菊のお皿。

この前に、鮎の西京焼きがあったのだけど・・・
子持ちの鮎が笹に包まれて、とてもフォトジェニックだったのに・・・
食べるのに夢中になっていて、写真を忘れた・・。
添えられているみかんちゃんも、スタッフでみかん狩りに出かけたそうで、なんだか、楽しそうだね~。このすっぱくて小ぶりのみかんちゃんは、間引きをしたもの。

炊き合わせ
ずいきの茎は、ここで。


この店のメインディッシュともいえる、おくどさん(かまど)で炊いたご飯。
おかわりして、最後におこげも食べて、お腹ぱんぱん。


デザートのところで、「カウンターが空きましたから、下へいらっしゃいますか?」とお声をかけていただいたので、下のカウンターに移動。 カウンターは、ワイン色の漆で塗られてピカピカ。 目の前には、ご飯を炊くかまど、焼き物もここでする。店主のなかひがしさんは、とてもチャーミングな方のようで、お客様には、ちょいちょい駄洒落やちょっかいを出してくるようだ。私は初対面なので、お名刺をいただいたのみだったけど、いたずら好きそうな目をしていて親近感が湧いた。そう、それでなくても緊張する日本料理、しかもカウンター、きっと、彼の駄洒落?も、お客様をなごませる彼の心配りなのだろう。

このお店にはまる人、はまらない人、好みの問題だろうけど、私は前者の方だな。隊長に前回、前々回と、素敵な京料理のお店に連れていっていただいたけど、どこもそれぞれに良かったけど、ここには、遊び心や発見がたくさんあって、楽しいお店だった。

ありがとうね、グルメ隊長♪


コメント (2)
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