マイスペース

半径1m以内の出来事を独りごちております。

逆転の風景

2011年10月15日 | 半径1mの話









本日は、3ヶ月ぶりに眼科に行ってまいりました。
レーザー治療後の経過観察のためなのですが
診察前に瞳孔を開く目薬を点されるため、読書も出来ず
長い待ち時間をただただ座っていなければなりません。

眼科というところは、特に高齢者が多いような気がいたしますが
ここの眼科も例外ではありませんで、駅のすぐそばと言うこともあってか
老人会の集会所に迷い込んだのかと思うほどでございます。
油断するとすぐに話しかけられる特異体質のため
話好きでなさそうな人を一瞬にして見分けて
着席するという高度なテクニックが要求される場でもあります。

きょうは、長椅子の端に座れたので難を逃れることができましたが
私のすぐ後に入ってきた60代と思しき女性が本日の被害者でございました。
茅島成美(中尾彬の元妻)を更に太らせたような感じで
太っているがために、3人掛けの椅子の一人分の空席を避けて
2人分空いている席を選んだのが運のつきでございました。

狭い待合室なので、ぎゅうぎゅう詰めに長椅子が置かれていて
茅島成美さんは私の横顔を見る恰好で座りました。
そして、隣人のおばあさんに話しかけられたのでした。

見ず知らずの会話の常套句として
おばあさんが先ずは茅島成美さんに住まいを尋ねますと
同じ住宅街に住んでいることがわかりまして
路線バスの時間が不便などと共通の話題で盛り上がっていました。

しばらくして
あなたは車で来たんですかとおばあさんが茅島成美さんに尋ねました。

(二人ともバスで来たって言ったところから、しばしバスの話で盛り上がったんでしょうが)

いやぁ、目が悪いから車の運転はやめたんですよと茅島成美さんが言います。

あら、あなたも目が悪いんですか?私も目が悪くてねぇ・・とおばあさんが言います。

(ここは眼科ですぞ)


その後、ご近所のよしみということで
おばあさんにラウンドゴルフや老人会の行事に参加しないかと
勧誘されていた茅島成美さんでしたが

家庭内のことを詮索されるのが嫌なので
なるべくご近所の人とはおつき合いしないようにしているとのことでした。
薬剤師さんに根掘り葉掘り家庭内のことを聞かれるのが嫌で
かかりつけの内科を変えたほどだそうで
郵便局でも同様の嫌な思いをしたので
遠方の郵便局で用をたすようになったそうです。

そんなおしゃべりな薬剤師さんがおるんかいな?
郵便局の人が業務以外のおしゃべりをする時間などあるんかいな?
いったいぜんたい、彼らと茅島成美さんの間に何があったというのでしょう。

どうやら薬剤師さんも郵便局の人も、娘さんと同級生の親御さんで
何気なく喋ったことが娘さんの知るところとなり
娘さんにこっぴどく怒られてしまったというようなことでした。
それ以降、無用なおしゃべりをしないよう注意しているとのことでしたが

娘さんが離婚して子供を連れて出戻ってきたことやら
その離婚の原因やら
孫守をするために自分が仕事をやめなければならなかったことやら
娘さんから、孫守賃でももらえるかと思ったら何にもくれないので
仕事をやめるんじゃなかったと後悔していることやら
それなのに、いちいち孫のおやつにまで文句を言われることなどなど

とても、家庭内の事を言わないように注意している人には思えませんで
これでは、娘さんが怒るのも無理はありません。

ごめんなさいね。私が話しかけてしまって・・・。
また、おうちの事を喋らせてしまったわね・・・。
でも、私は聞いたことはいつまでも覚えていられないから大丈夫よ・・・。

家庭内の詳細情報を聞かされたおばあさんの方が恐縮しておいででございました。





にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ
にほんブログ村