マイスペース

半径1m以内の出来事を独りごちております。

別荘の話

2010年06月10日 | 単身赴任関連
別荘の裏手には、欝蒼とした木々の中にホンマ物の大きな別荘が建っています
人の気配が感じられないので無人の別荘なのかと思いきや
夕刻になると台所と思しき一室に灯りがつくのでどうやら人は住んでいるようです
夕ご飯が終わる頃になると、すべての灯りは消され
3階建ての建物が巨大な黒い塊のように俄然不気味な雰囲気を醸し出します

怖がり屋&想像癖?のある私は
猟銃を持った犯人が立てこもっているのではないか
はたまた別荘とは名ばかりで犯人たちのアジトに使われているのではないか
などと妄想に駆り立てられ
夜中にトイレに行く時は、決して裏手を見ないようにしているほどです
いい歳をして私がどれほど怖がりかと言うと
夜になると自分以外の何者かが映っているのではないかと思って
トイレの前に置いてある姿見も見れないほどの怖がりなのです

先日、ご近所の方と話す機会があり
聞きもしないのに教えてもらった情報によると
バブルの頃3億円で建てられたというその別荘を
とある社長さんご夫妻が田舎暮らしの棲家として買い取り
2人だけで暮らしているということでした

そこいらのペンションよりも部屋数がありそうな建物に二人住まいとは
贅沢というかお掃除が大変というか暖房費が嵩むというか
まぁ、人の家のことなのでどうでも良いのですが

とりあえず悪の巣窟でなかったことが分かったので
めでたしめでたしだったのですが
持ち主が判明したところで私の暗闇恐怖症は相変わらずでして

一昨日、夜中にトイレに起きたときのこと
何気なく台所の時計に目をやったら
短針と長針がすごいスピードでぐるぐる回り続けているのが視野に入ってきたので
イケナイものを見てしまったと慌てて布団に駆け込みました

ぎゃ~!
怪奇現象だよ~!

朝になって夫にそのことを話すと
電波時計ってそうやって時間を合わせるんじゃないの?

我が家には電波時計なるものがないのでまったく無知でございました

ちゃんちゃん