宮根誠司(53)が司会を務める日テレ系情報番組「ミヤネ屋」に暗雲が立ち込めている。昼の時間帯では“独り勝ち”状態が続いていたが、最近はフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」、TBS系「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜」の両情報番組にグイグイ押されているのだ。関東地区の視聴率は7〜8%台を保っているが、関西地区では3月に入り5%台を連発。

 しかも、4月からはNHKで、タレントの美保純(56)が司会を務める平日午後の生放送「ごごナマ」がスタートする。「ミヤネ屋」を制作する読売テレビも、15日の改編発表で「NHKさんも午後帯に生情報をやられ、熾烈な時間帯になってくる」と危機感をあらわにした。

 NHKが“本腰”を入れると、恐ろしいことになるのは、朝の時間帯を見れば一目瞭然だろう。V6・井ノ原快彦と有働由美子アナが司会を務める「あさイチ」。有働アナの脇汗が話題になったり、「セックスレス特集」を扱うなど挑戦的な番組作りが支持されている。同じ時間帯の民放ワイドショーを大きく引き離し、視聴率は常に10%台をキープ。3月3日には14・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、もはや“お化け番組”だ。

「今の昼のワイドショーは、森友学園の疑惑一色。こぞって会見や視察の様子を生中継しています。しかし、どれも判で押したように同じ内容で、大きな違いはない。NHKの新番組『ごごナマ』を新鮮に感じる人が続出する可能性もあります」(民放関係者)

 芸能評論家の肥留間正明氏もこう言う。

「『ミヤネ屋』の大衆受けを狙う番組作りが、飽きられているかもしれません。NHKの番組制作会議に出席したことがありますが、民放が1人につき4つの番組を作るのに対し、NHKは1つの番組を4人が作っている。単純計算すると、民放に比べて“16倍の余裕”と豊富な予算があるんです。もちろん、思い切りのいい美保純の良さも生かしてくるでしょう。民放にとっては脅威でしかありません」

「ミヤネ屋」が始まって以来、最大の危機を迎えていると言えそうだ。


だって民放は落ち着いて見る番組がないから、午後の時間帯はもっぱらPCをするか、録り溜まっている番組を見るしかないんだもんねぇ。

朝だって「あさイチ」が始まる前は、テレビじゃなくてラジオを聞いていたもんなぁ。