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意地悪な先輩と付き合う極意

2015年10月07日 21時52分59秒 | コラム・ルポ

意地悪な先輩と付き合う極意

意地悪な先輩と付き合う極意職場に求める条件として、「良好な人間関係」をあげる人は少なくないだろう。もしかすると、正社員か非正規社員かといった「雇用形態」、「やりがい」や「収入」以上に重視する人も多いのではないだろうか。「教えて!goo」にも「女性の先輩と上手につきあうには……」という相談が寄せられた。

20代後半の女性である相談者によると、「職場にいる女性の先輩から嫌がらせをされたり、根も葉もない噂を立てられたりして困っています。女性の先輩とうまく付き合うにはどうしたらいいですか?」とのこと。この質問に対しては、一人の親身なユーザーから二度に渡り回答があった。

■言うべきことは言う、我慢することは我慢する

もっとも印象深かったのは、このアドバイスだった。

「『言うべきことは言う』、『我慢する所はする』、このメリハリが大事です。何でも言いたいことを言っていれば、周りからは『我儘』と言われますし、『我慢』ばかりしていたら今と同じ状態になります。……(中略)……仕事を一生懸命にする人間をまともな人ならバカにしないですよ。……(中略)……原点に立ち返り周りの目を気にするより仕事に力を注ぐことをお勧めします」(bakuto11さん)

言うまでもなくオフィスは仕事をする場所だ。「どうすれば先輩とうまく付き合うことができるのか」ということばかり考えるのではなく、仕事に全力を尽くすべきだというのは一理ある。そうすれば、嫌がらせをする女性もその仕事ぶりを認めざるを得なくなるし、周囲を味方につけることもできるだろう。

■「柳に風」のしたたかさ

ただ、その立場を築くには時間がかかるはずだ。それまでは、嫌がらせや根拠のない噂に対し、どのように対処すればいいだろうか。心理学者の内藤誼人先生に聞いた。

「イリノイ大学のデボラ・グルエンフェルドの研究によると、噂を否定しようとすると、逆に信憑性を高めてしまう危険があることがわかっています。したがって、放っておくことが一番いいでしょう」(内藤先生)

噂を否定しようとするほど、逆にその信憑性を高めてしまうとは、皮肉なことだ。だが、自分に関するでたらめな噂を放っておくというのも、なかなか勇気が必要なことだが……。

「『人の噂も七十五日』といいますが、噂というのはすぐに消えるものですから大丈夫です。逆に、噂の火消しに一所懸命になると、かえって周囲の人の記憶に残りやすくなるので注意が必要です。『そんなことしてない!』と必死に否定すると、『本当はしたんじゃないの?』と思われてしまうものなのです。『柳に風』で聞き流しておけば、そのうち噂なんてなくなりますよ」(内藤先生)

否定しようとすることで逆にインパクトのある噂にしてしまうよりは、放っておくことで周囲の人の記憶から消えるのを待つ方がいいということのようだ。

■相手を満足させないこと

では、噂以外の嫌がらせについて対処法はあるだろうか。

「基本的に噂の時と同じですね。たとえば、わざとお茶などをこぼされたとしても、涼しい顔で受け流せばいいのです。いちいち感情的に反応すると相手の思うつぼですからね。挑発に乗らないようにしていれば、相手も興味を失って、それ以上嫌がらせをしなくなるかもしれません」(内藤先生)

オフィスで噂や嫌がらせに悩まされるようなときは、機嫌をとったり仲良くしようとしたりするのではなく、あくまで仕事をする場所だと割り切って受け流すのが一番なのかもしれない。

●専門家プロフィール:内藤 誼人(ないとう よしひと)
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「アドラー心理の言葉」(ぱる出版)、「電車のハシに座る人は成功できない」(大和書房)他、著書多数。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)
 

 
自分の場合、「先輩」というわけじゃないんですけど、ウソを言い触らしたり、上司にすり寄ったりと、ダメダメな同僚がいるんですよね。
 
本当、どうしたらいいだろうかと悩んでいるんですけど…。
 
あくまで『ビジネスの場』と捉えようとしていても、抑えられない感情の持って行き場が…。 
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