【日本人が英語を話せない理由はたった1つ、それは教育文法にある】
何度も指摘しているように英語には「存在」を表すbe動詞系列の表現と、一般動詞を用いたbe動詞以外の動詞、つまり一般動詞系列の表現で成り立っている。
今回は、その方位副詞における「be動詞の表現から一般動詞を使った表現に拡大する」について述べた。教育文法は補語を名詞と形容詞だけに限定し、英語発想を見えなくしている。例えば、ラグビーやサッカーの試合が、「homeかawayで行われるのか」などと言っているがhomeもawayも方位副詞なのだ。
それらのbe動詞系列の表現が、get home(家に着く)とか、get away(ここからいなくなる)といった一般動詞系列での表見へと展開する。このような視点とそのトレーニングが日本の英語教育に欠落している。
ラグビーの試合で、レフリーが違反した選手にAway!と命令する。選手はaway、つまり「離脱状態」とフィールドから出なくてはならない。その時Be away!と言うか、Get away!と言うかはレフリーの気分次第だ。
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル 一般動詞 現在形
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STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」
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【今日の学習】
PART 2 表現の屋台骨となる動詞フレーズのしくみ
CHAPTER 2 VC, VOC感覚の動詞フレーズについて(動詞+補語のフレーズ)
PART 2 表現の屋台骨となる動詞フレーズのしくみ
● ワンフレーズ表現 (1) 方位副詞を使って
● be動詞の表現から一般動詞を使った表現に拡大する
このような方位副詞の発想を元にして、be up (起きている)が get upと一般動詞 get を使うと「起きる」という動作を強調した表現となる。なぜなら単なる「存在」から、get の「そんな状態になる」といった意味になるからだ。
(Be) up! → Get up! ※upの本質的意味「上方」
起きなさい!
(Be) down! → Get down! ※downの本質的意味「下方」
(身を)伏せなさい!
(Be) away! → Get away! ※awayの本質的意味「離脱状態」
立ち去りなさい!
(Be) off! → Get off! ※offの本質的意味「急速離脱」
ここからいなくなりなさい!
(Be) out! → Get out! ※outの本質的意味「範囲外」
外に出なさい!
● さまざまな方位副詞とその本質的な意味
about を「~について」、on を「上に」, off を「から」などと安易な日本語訳をつけて丸暗記しても、いつまでも英語発想に身をおくことはできない。そこで私は、、次のように「本質的な意味」でそのイメージを身につけるべきだと主張している。最近文法書などでこのような説明が見られるが、私は1987年に出版された拙書においてすでに述べている。
about 「周囲」 around 「円周」
away 「離脱状態」 back 「後退」
down 「下方」 here 「ここに」
there 「そこに」 in 「範囲内」
out 「範囲外」 off 「急速離脱」
on 「密着・継続」 over 「覆う」
through 「貫通」 up 「上方・成し遂げ」
方位副詞にこのような言葉を当てはめたのは、便宜的なものだが、それらをイメージするためにはとても便利だと考えている。「大きな網をかぶせて自分なりのイメージを作り上げる作業」が必要なのだ。
次からの【イメトレ】では、動詞+方位副詞のフレーズをたくさんあげた。特にbe動詞+方位副詞から一般動詞 (get)+方位副詞の意味の流れを注目してほしい。
もちろん赤色で示したワンフレーズを口に出して読み、次にそのイメージを元にして全文を読んでいただきたい。
【イメトレ No.18】(方位副詞を使って) 一般動詞(get)との結びつき
VC感覚の動詞フレーズ (2)
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(3) She got away at five. 「離脱状態」
彼女は5時に出ました
(4) Get away with you!
さっさと出て行け!
(5) I won't get back soon. 「後退」
私、すぐには戻ってきません
(6) You don't have to get back here again.
あなたはもう二度とここに戻ってくる必要はありません
略
(18) When you through, have tea with me. 「貫通」
あなたは仕事が終わったら、私とお茶を飲もう
(19) I'm getting up. 「上方」
私は今起きるところです
(20) Please don't get up.
どうか座っていてください
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このブログは、「ファンクションメソッド 英会話通信講座 STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」に準拠しています。
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