ムリなく話せるイメトレ英会話学習法

幼い子どもはたどたどしい片言から始まり、言葉を獲得していく。

どうして3ヶ月で英語脳の構築ができるか 80/90

2016-01-13 16:15:57 | どうして3ヶ月で英語脳の構築ができるか

【日本人が英語を話せない理由はたった1つ、それは教育文法にある】

例えば、「使われている」という日本語は、英語で表現すると受身形なのか?、あるいは受身進行形なのか?と迷ってしまう。しかし方位や空間でものごとをとらえる人たちの言葉なのだ。

 be in use 使われている
 be in bed 寝ている
 be under control コントロールされている
 be under construction 工事中です
 be at the meeting 会議をしている/会議中です

前回述べたように、「補語として方位副詞」の用法が「be動詞から一般動詞を使った表現」、「VC感覚からVOC感覚へ」と展開したように、この「補語として前置詞+名詞」も以下のように展開する。
※オンライン講座のブログでは、ブログの左のある「カテゴリ」欄の以下の項目からご覧下さい。
  STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」
(P2-2-2)補語として前置詞+名詞を使って(1)
(P2-2-2)補語が前置詞+名詞を使ってbe動詞から一般動詞を使った表現(1)
(P2-2-2)補語が前置詞+名詞を使って VC感覚からVOC感覚へ(1)

 「ファンクションメソッドオンライン講座
 当講座は3ヶ月単位となっていますが、講座はくり返し続きます。
 登録料の意味は、「くり返し受講」ができるということです。

  ※現在「英語脳構築オンライン講座 80/90(90回シリーズ)へと進んでいます!
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  STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」
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【今日の学習】

PART 2 表現の屋台骨となる動詞フレーズのしくみ
CHAPTER 2 VC, VOC感覚の動詞フレーズについて(動詞+補語のフレーズ)

PART 2 表現の屋台骨となる動詞フレーズのしくみ

● ワンフレーズ表現 (2) 前置詞+名詞

ママが、子どもにプレゼントを買ってきた。誰のために買ってきたのかわからない子どもがママに向かって聞く。
  Kathy: Mom, for me? 私のために?
  Mom: Yes, for you. そう、あなたのためによ
もちろんこの for me や for you の発想を元にして、次のようなきちんとした表現に高めることは言うまでもない。
  Kathy: Mom, is this present for me?
     ママ、このプレゼントは私のために?
  Mom: Yes, it is for you.
     そうよ、それはあなたのためによ
 「生きた英語」とはこのようなものだ。
 この場合 for me や for you の日本語訳が「私にくれるの?」「あなたにあげるよ」となったりすることはさほど問題がない。日本語の発想では for you が「あげる」となり、for me が「私にくれる」となるが、大切なのは英語の発想でとらえることだ。前置詞 for には、「対象・目的」という本質的な意味がある。これだけで表現できる英語の発想を無視してはならない。逆に「くれる」とか「あげる」は、動詞 give を思い出させるが英語はこんな簡単な表現なのだ。
 また同じ前置詞+名詞の表現だが、私がドイツを旅行したとき、よく Aus Japan ?(アウス ヤーパン)と聞かれたものだ。英語では From Japan?といったことで、「日本から来たの?」ということになる。
  Are you from Japan?

● 前置詞+名詞におけるメタフォー
78ページの方位副詞のところでも同じことを述べたが、前置詞+名詞のフレーズにも、当然メタフォーは存在する。
次の2つの文のしくみはまったく同じだが、日本の英語教育では不思議なことに、in Japan は副詞句、一方 in trouble は be in trouble(困っている)という意味でイディオムとして暗記することになっている。
 もう何度も指摘したのでくり返さないが、ここでもメタフォー表現が使われており、in trouble は「困難と言う範囲内に存在する」という意味でしかない。つまり彼らにとっては「日本という場所的な範囲内」も、「困難だという心理的な範囲内」もまったく同じ発想なのだ。
  We are in Japan.
  We are in trouble.
それが日本語訳となると、「困っている」となるので、イディオムだということになる。このような理解のしかたではいつまでもこのような表現が拡大することはない。
また方位副詞と同様、前置詞+名詞も独立したワンフレーズ表現である。この場合も、for you などと同じように、「主体と存在の同時性」ということから考えると、相手に対して上げ調子で In trouble?、つまり「困ってるの?」と問うことができる。また In trouble.と言えば、相手には「困ってるんだ」ということは十分伝わる。
 このようなワンフレーズ表現がまずあって、それを過去の存在として「困っていた」とも、主体(主語)を変えて、She is in trouble.(彼女は困ってるのよ)などとも表現を拡大させるのが、言葉の習得だ。
  We were in trouble. 私たち、困っていたのよ
  We will be in trouble. 私たち、困ったことになるよ
指摘するまでもないが、前置詞は後ろに名詞や代名詞を導き、方位や空間を表現します。

 (前置詞の例とその本質的な意味
  from 「起点」     to 「到達点」
  on 「密着・継続」  in 「範囲内」
  with 「付帯」     under 「真下」
  above「超越」     before 「前」
  after「後」      for 「対象・目的」
  at 「一点」   behind 「背後」

  For Tokyo   For your eyes only
  東京行き    部外秘

【イメトレ No.20】(前置詞+名詞を使って) be動詞との結びつき
VC感覚の動詞フレーズ

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(1) His room is above mine. 「超越」
   彼の部屋は私の部屋の上にあります
(2) This book is above me.
   この本は私の手に負えない

(18) It is on me.
   それは私のおごりです
(19) The dog was under the table. 「真下」
   その犬はテーブルの下にもぐっていました
(20) The road is under construction.
   この道路は、工事中です
※ (14)の quiteは副詞で、「まったく」「かなり」の意味。
 (16)の still は副詞で、「まだ、ずっと」の意味。
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このブログは、「ファンクションメソッド 英会話通信講座 STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」に準拠しています。

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