ムリなく話せるイメトレ英会話学習法

幼い子どもはたどたどしい片言から始まり、言葉を獲得していく。

どうして3ヶ月で英語脳の構築ができるか 84/90

2016-01-17 15:59:28 | どうして3ヶ月で英語脳の構築ができるか

「Give me してんか?」

日本が大東亜戦争で敗北し、アメリカの占領を受けた時代があった。この時代こそが、多くの日本人が初めて「生きた英語」に向き合った時代であったと言えるだろう。
「日米英会話手帖」という英会話の本がベストセラーになったり、ラジオでも「カムカム・イングリッシュ」という英会話を教える放送が流れた。「英語が話せること」は、進駐軍の物資を横流すための生活手段の一つであったりしたが、多くの日本人にとってはアメリカの華やかな文化や生活へのあこがれや夢となり、今日までそれがDNAとして引き継がれている。

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  STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」
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【今日の学習】

PART 2 表現の屋台骨となる動詞フレーズのしくみ
CHAPTER 3 VO感覚、VOO感覚の動詞フレーズについて(動詞+目的語の動詞フレーズ)

PART 2 表現の屋台骨となる動詞フレーズのしくみ

「右のポッケにゃ夢があり、左のポッケにゃチューインガムと、当時の子供たちは夢を見たのだ。アメリカ兵を見れば、Give me chocolate!と叫ぶ。あるいは、Chocolate, please!とか、Give me!と叫んだだけで、気まぐれな米兵からチョコレートを手にした子どももいただろう。あるいは「ギブしてんか! ギブ! ギブ!」と叫んだ子どももいただろう。それこそが「生きた英語」だったのだ。
※子どものセリフは大阪弁です。
「Give me してんか?」

● Give me!と言えないものが、どうしてSVOOの文型だ
焼け跡で「生きた英語」のいったんに触れた子どもたちが、目を輝かせて学校に戻ったとき、彼らを待ち受けていたのは明治時代から続く伝来の英語教育だった。
  S +  V   + O + O
  ~ハ ~スル ~ニ ~ヲ
英語教師は自信を持って声を張り上げる。
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「これは第4文型の文で、主語(S)は They、動詞(V)は give、直接目的語(O)が me、間接目的語(O)は chocolate だ。意味は「~ハ、~ニ、~ヲ、~与える」と訳せ。またこの第4文型は第2文型に書き換えることができ、They give chocolate to me.となる。わかったか?」
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彼ら英語教師にとって、書かれ静止した文の解明はお手のものだ。しかし彼らに欠けているのは「生きた英語」の姿だ。子どもたちに「giveしてんか?」と言われたアメリカ兵には何を意味しているかわかる。あるいは Give me!と言われても基本的に同じことだ。誰も「命をgiveしてくれ」などとは思わない。
つまり私が指摘したいのは、言葉の習得には、舌足らずでもワンフレーズから始まり、きちんとした表現に高めていくプロセスがあることだ。そんな英語の発想も教えないで、単に単語が無機的に並んでいるような文型を持ち出して解明させようとする手法は、「生きた英語」とはほど遠いものだ。
  Chocolate, please.
  Give me, please.
  Give chocolate, please.
  Give me chocolate, please.
  Give me chocolate, will you?
  Give me chocolate, won't you?
  Will you give me chocolate, please?
  Won't you give me chocolate, please?
  Would you give me chocolate, please?
  Would you mind giving me chocolate, please?

● VOO感覚の動詞フレーズはVO感覚の拡大型だ
単に「~を与える」(VO感覚)というとではなく、与える対象動詞まで表現するのが(VOO感覚)の動詞フレーズだ。ただこれらの動詞はは限られている。ただし他の誰でもなく「私に」とか「あなたに」と強調したいときは、到達点を表すものはto me, to youとなり、一方対象を表す表すものは、for me,とかfor youと表現する。

 (1) (到達点タイプ) ※前置詞toは「到達」を表す
   give lend hand send bring pass
   show tell  drop tell
  Lend me your pen, please.
  Lend your pen to me, please.
  どうかあなたのペンを私に貸してください
  Tell us your history.
  Tell your history to us.
  私たちにあなたの話を聞かせてください

 (2) (対象タイプ) ※前置詞forは「対象・目的」を表す
   buy make save order cook find get cook
  Will you please get me the salt?
  Will you please get the salt for me?
  塩をとっていただませんか?
  I made her breakfast.
  I made breakfast for her.
  私は彼女に朝食を作った

【イメトレ No.40】VOO感覚の動詞フレーズ
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(1) Will you please give me a hand
   ちょっと私に手を貸してくれませんか?
(2) Could you lend me some money?
   私にお金をいくらか貸していただけませんか?
(3) Drop me a line!
   私に手紙をください!
(4) Show me that one!
   私にそれを見せてください!

(19) Give me a lift in your car!
   私をあなたノルマに乗せていってよ!
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今回からイメトレ学習法のネイティブよる音声は、ブログ上でリスニングしていだくことになります。※但し他の2つのブログについては追々改訂作業を進めていきます。

このブログは、「ファンクションメソッド 英会話通信講座 STEP3 「ムリなく話せるイメトレ英会話学習法」に準拠しています。

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