どうして日本人は英語が話せないのか?
私が昔、学習塾を経営したときある帰国子女が入塾してきました。確か彼は小学生の頃メキシコのアメリカンスクールに通っていたとのことでした。しかし2年生の頃日本に戻ってきて中学生となっていた彼は「もう英語を話した記憶はほとんど残っていない」と言い、確か友達と遊んでいたとき、「ケナイ?」と言っていたことは記憶に残っていると言っていました。これは英語ではCan Iのことです。
彼が幼い頃、ブランコなどの順番を待ち「私、~していい?」と言っていたのでしょう。ちなみにこの彼の体験を元にして書いたのが、「話せる・使えるイメトレ学習法」の[1] 「許可を求める」ファンクションフレーズの項目です。
以下、まずこれらのファンクションフレーズはすべて原形動詞フレーズを導いているということ。
またこれらは「許可」を表す情緒表現であり、表現が簡単なものから複雑なものに展開していることです。
例えば、CouldやWouldを使った表現は「仮定法」で社会人であるならばこれらを使うべきでしょう。
Can I (use your ballpoint pen)? *上げ調子
May I (use your ballpoint pen)?
Could I (use your ballpoint pen)?
Is it okay[all right] to use your ballpoint pen?
Would it be Okay[all right] if I use your ballpoint pen?
そして最後に確認していただきたいのは、ネイティブの読み上げが、まず赤文字で表記した動詞フレーズに始まり、後で全文が読まれることです。それは英語が語彙として定着・蓄積するためです。
(1) Can I ask you a question?
あなたに質問していいですか?
(2) Can I call back later?
後で電話し直していいですか?
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当オンライン講座を構成する各3つのステップはそれぞれ1ヶ月間の構成であり、3ヶ月(90日間)がワンクールとなっています。2月1日(月)から第2クールが始まり、2月、3月、4月と3ヶ月間続きます!!
1月31日(日)までは、日にち調整のためにSTEP3 「話せる・使えるイメトレ学習法」について述べます。
当講座は3ヶ月単位となっていますが、講座はくり返し続きます。
登録料の意味は、「くり返し受講」ができるということです。
この第2クールでの改訂では、オンライン講座用の3つの専用ブログではネイティブスピーカーによるトレーニングは音声同期となります。スマートホンなどで気軽に学習してください。毎日約20分程度の学習で英語脳習得ができます。
以下は、現在、稼働中のオンライン講座開講中のブログです。
英会話通信講座 STEP3 「話せる・使えるイメトレ学習法」
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【今日の学習】
PART 4
~自由な会話はファンクションフレーズと動詞フレーズの組合せで!~
● 言葉は進化しなければならない
言葉を獲得するというのは、0%から始まり、徐々に表現を進化させていくものだ。日本語だって、同じだ。それこそ幼児の頃の片言から始まり、3才頃には一応の意思を表現できるようになる。
この PARTでは,幼い子どもたちがどのようにして言葉を進化させていくのかを、「許可」「依頼」「提案」などの表現別に説明する。
[1] 許可を求めるファンクションフレーズ 【イメトレNo.65】
[2] 依頼を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.66】
[3] 提案・勧誘を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.67】
[4] 意見・意向を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.68】
[5] 意図・決意を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.69】
[6] 示唆・助言を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.70】
[7] 義務・必要性を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.71】
[8] 可能性を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.72】
[9] 能力を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.73】
[10] 推測を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.74】
[11] 希望・願望・期待を表すファンクションフレーズ 【イメトレNo.75】
[12] Here is ~, There is ~の文 【イメトレNo.76】
【イメトレNo.77】
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[1] 「許可を求める」ファンクションフレーズ
幼い子どもが公園でブランコを取り合う場面がよく見られる。日本の子どもなら、「これいい?」などと言うが、彼らは「 Can I?(ケナイ?)」と上げ調子で聞くのだそうだ。もちろん彼らはブランコを目の前にしているのだから、「そのブランコに乗る」という共通認識がある。だから Can I?だけで十分その意思を伝えることができる。
Can I (use this swing)? *上げ調子
Can I (use your ballpoint pen)?
いずれにしても、これらのファンクションフレーズだけで意味が通じるのは、その次に導かれる行為や状態について対話者間に共通認識があるということは言うまでもない。
● Can I?からMay I?やCould I?に表現は拡大する
Can I~?は、特に親しい者同士で一般的に使われる表現だ。しかし幼い子どもも成長するにつれてさまざまな人間関係を作り上げ、同じ「許可を求める表現」でも、それに応じて表現も拡大していく。
次の2つのファンクションフレーズは、Can I?の応用表現と言えるが、これらは目上の人や見知らぬ人に対するていねいな許可を求める表現だ。
一般的に、couldやwouldなど情緒動詞の過去形は「もしできれば」とか「ご意志があれば」などと仮定的な意味となり、その分より控えめでていねいなものとなる。
May I? Could I?
● さらなる「許可を求める」応用表現が
ボールペンを貸しほしい場合、日本語では「これ、使っていい?」などと言うが、英語にもこのような表現がある。もちろん対話者間では、そのボールペンを指して Okay?や All right? と上げ調子で言えばそれで意思は十分伝わる。
この表現を元にすれば、きちんとした表現にも簡単に進むことができる。これは It を用いた客観的な表現となる。
Okay? または All right?
↓
Is it okay[all right] to use your ballpoint pen?
あるいは、よりていねいな表現にするために、if を用いた表現もある。
これは、「もし私があなたのボールベンを使っても、よろしいですか?」といった意味だ。ボールペンを借りるのにそこまで言う必要もないのだが。
Okay? または All right?
↓
Is it Okay[all right] if I use your ballpoint pen?
Would it be Okay[all right] if I use your ballpoint pen?
以下の音声をお聞きになりたい方は以下のアドレスをクリックして下さい。
STEP3 「話せる・使えるイメトレ学習法」
【イメトレ No.65】「許可を求める」ファンクションフレーズ
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(1) Can I ask you a question?
あなたに質問していいですか?
(2) Can I call back later?
後で電話し直していいですか?
(3) Can I do anything for you?
何かご用はありませんか?
(4) Can I get a blanket?
毛布をくれませんか?
(5) Can I have your telephone number?
電話番号を教えてくれますか?
(6) Can I help you?
お手伝いをしましょうか?
(7) Can I see a menu, please?
メニューを見せてくれますか?
(8) Can I try on this blouse?
このブラウスを着てみていいですか?
(9) May I go to wash my hands?
手を洗いに行ってよろしいですか? (トイレに行く)
(10) Could I leave a message?
(できたら)伝言をお願いできますか?
※ ここにあげた原形動詞フレーズを使って、Is it Okay[all right] to+原形動詞フレーズやIs it all right if I+原形動詞フレーズもぜひ試してほしい。
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