今シーズンの四国ダートトライアル選手権の最終戦となる第5戦が9月18日、最終戦恒例となっているテクニックステージタカタで開催された
台風の接近に伴う前線の影響で天候はあいにくの雨
更に朝の完熟歩行の時には激しい雨が降り、コースを水が川のように流れ、コースの一部には大きな水溜りが発生
車両トラブル回避のため、急遽コースを変更しなければならなくなるという異例の事態に
ただ、その後は雨も弱まり、コース変更に伴うタイムスケジュールの遅れはあったものの無事競技は終了した
N1クラスはCMSC香川の谷芳紀選手が開幕戦から2連勝し、今シーズンは谷選手のシーズンかと思われたが、その後、第3戦、第4戦と國久選手が連勝
シリーズチャンピオン争いは最終戦までもつれ込んだ
第1ヒートはシリーズ3位につけている田川選手がリタイア、國久選手がミスコースという波乱の展開の中、谷選手はきっちり完走し、トップタイムをマーク
しかし、第2ヒート、谷選手のタイムが伸び悩む中、ラストゼッケンの國久選手がベストタイムを更新
國久選手が優勝、谷選手が2位となり、シリーズチャンピオンは國久選手となった
谷選手、残念!
N2クラスは前戦に優勝して、圧倒的に有利となった松原と、優勝してかつ松原が3位以下ならチャンピオンとなる吉川選手の皆勤賞同士のチャンピオン争い
第1ヒートは松原がリード。年金ドライバーの楠本選手が2位で、吉川選手は3位
そして、第2ヒート
楠本選手は痛恨のミスコース
吉川選手は第1ヒートの松原のタイムを上回りトップタイムをマークするも、ラストゼッケンの松原が更にタイムを更新
優勝でシリーズチャンピオンを決めた
シリーズ参加31年目にして初のシリーズチャンピオン獲得
仕事や家庭の事情、車両トラブルなどにより速い選手がシリーズを離脱した事に助けられた感はあるが、それでもチャンピオンはチャンピオン
素直に嬉しいです
さて、松原の話は置いといてSD1クラス
このクラスは既に3勝をマークしている谷正史選手が有利な状況だったが、谷選手は最終戦を欠場
その結果、シリーズ2位の浅野選手が3位以内に入れば逆転でシリーズチャンピオンという浅野選手が有利な状況に
その浅野選手、第1ヒートはトップタイムをマークしたものの、第2ヒートは同じクラブの若手久保選手が浅野選手の第1人ヒートのタイムを上回りベストタイムを更新
ラストゼッケンの浅野選手は久保選手のタイムを更新できず、久保選手が優勝!
嬉しい初優勝をマークした
浅野選手は2位でシリーズチャンピオンを決めた
そして、既に梶田選手がシリーズチャンピオンを決めているSD2クラス
梶田選手が今回も第1ヒート、第2ヒートとも圧巻の走りを披露
シリーズ5戦全勝でチャンピオンに花を添えた