まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

謎解きはディナーのあとで 第3話

2011-11-02 23:56:31 | ドラマ

第3話

『二股にはお気をつけください!!』





ホテルの部屋で殺された男が・・・



「あ~あ・・・なんで日曜日に殺しの現場かなぁ・・・」


「それは土曜の夜辺りに

犯人が被害者を殺害したからでございましょう。」


「もう!! 今後土、日、祝、祭日は殺人禁止!!」


「殺人はいつでも禁止でございますよ、お嬢様。」



ホテルに着いた麗子。

部屋にはパンツ一丁の遺体。

被害者は民友党の現役国会議員・野崎伸一、36歳。

抜群のルックスから人気も高く、

若手のホープとして期待されていた。

死亡推定時刻は昨夜の11時前後。

遺体の側頭部に殴られたような痕が。

おそらく血液が付着した大理石の灰皿が凶器。

傷口の血痕から見て、

犯人が殺した後に服を脱がせたらしい。

その脱がせた服は室内に見当たらない。

野崎はこの部屋を定宿として使い、

年契約をしていたそう。

金庫も自分で持ち込んでいた。


風祭は永田町の陰謀だと。

闇献金疑惑を追っていた野崎は

口封じのために殺され、

その証拠を金庫から持ち出した。

裸にされたのは見せしめのため。


取り敢えずいつもの事情聴取。



「永田町の陰謀かぁ・・・」


「どうやらお嬢様におかれましては、

今夜は殊更重大な事件にお悩みのご様子。」


「どうして分かるのよ。」


既にマスコミが事件のことを騒いでいると。

最後の杉原の証言で全く見えなくなったと麗子。

そしていつものように影山に話をする。


最初に会ったのは第一発見者で

野崎の第一秘書を務めている宮下。

昨日は若手議員中心の懇談会が

予定されていたが急遽中止となり、

野崎は調べ物をすると部屋に9時半頃入った。

調べ物は闇献金疑惑についてで、

アパレルメーカーや化学工業メーカーなど、

疑惑のある企業に出向いて自ら取材することもあったと。

今朝、出発時間になっても野崎が現れないので、

部屋に行ったら遺体を発見した。

その時、金庫が開いているのを見て確信したと宮下。

野崎は金庫に極秘の資料が入っていると言っていた。

献金疑惑を闇に葬るために野崎は殺されたのだと。

その頃、影山は麗子に紅茶を入れていた。

もう少し時間があったらスコーンも

お出し出来たのにと残念そうな影山。



ホテルのボーイにも聞き込み。

昨夜、野崎の部屋から鞄を持った男が

出て来るのを見たと言う。

慎重派180cmくらいだと。



野崎の携帯履歴を調べると、

殺される直前に電話をしていたことが判明。

全て女性だった。



1人目はテレビの女子アナ澤田絵里。

野崎とは恋人同士だったと言うが、

野崎は女をとっかえひっかえ。

浮気がバレるたびに土下座していたらしい。

澤田の昨夜のアリバイはなし。

その時、影山は麗子の写真撮影。

父親に仕事をしている姿を見せるためだと。

写真を見ると麗子は映ってなく、

クイーンQの等身大パネルが・・・


「英国王室をモチーフとした特撮ヒーローでございます。

慎重派ヒーロー史上最も低い159cm。

必殺技はフィッシュ&キック。

その優雅な戦いぶりから、マニアの間では伝説でして。」


「私を撮りなさい! 私を!!」



2人目は黛香苗。

父親が民友党の幹事長を務める黛弘蔵。

野崎とは結婚を前提に付き合っていた。

父も公認でいずれは父の地盤を

受け継がせるはずだった。

風祭が女子アナのことを話そうとするのを止める麗子。

その時、影山はまた写真撮影。

麗子とクイーンQの2ショットを撮りたかったが、

なかなかタイミングが・・・と。

クイーンQのパネルは貰って来た。

更にその時は丁度ティータイムの時間で、

庭にあったバーベキュー用の炉で、

枯れ葉を集めブリティッシュスコーンを焼いて食べていた。



3人目は女子大生の斉藤アヤ。

野崎の選挙事務所のボランティアスタッフをやっていた。

学生の間でも人気があった野崎。

最近何か変わったことはないかと聞かれ、

学生スタッフの慰労会の後に、

ボウリングに行こうと誘ったら、

ボウリングはダメだと断ったらしい。

闇献金とか調べてたから、

そういう場所に行くのはどうかと思ったんじゃないかと。



その後、ホテルに戻った麗子と風祭。

駐車場で180cmの男を目撃。

その男が2人に近付いて来た。

野崎のボディーガードをしていたと名乗った杉原。

昨夜、野崎の部屋に入る人物を見かけたと。

夜の10時半頃で、身長は160cmくらい。

死亡推定時刻の30分前だ。

風祭は杉原を犯人扱い。


「バカなの?」


麗子に問う杉原。

尊敬していた野崎を殺すはずないと。

女が部屋に入って行ったのは、

野崎に都合が悪いことかもしれないと思い、

今まで黙っていたそうだ。


「もしも杉原の証言が本当ならば、

10時半に身長160cmちょっとの女性が部屋に入り、

11時ごろに野崎伸一が殺害され、

11時半に身長180cmの大男が

部屋から出て来たということになります。

つまり容疑者は160cmの女性か、

180cmの男性のどちらか。」


「甘いよ、宝生くん。

君は共犯という線を忘れている。

おそらく最初に入った女性が殺し屋。

つまりニキータだ。

彼女がまず野崎を殺害。

更にそこにレオンがやって来て

資料を持ち去ったという訳さ。」


「ニキータとレオン?」


「ああ。リュック・ベッソン祭りだ。」


「しかし警部、ニキータはどこに消えたのですか?」


風祭のバカバカしい推理が炸裂し終了。



「お嬢様におかれましては、

さぞかしお悩みのことでございましょう。

ご心労の程、お察し致します。」


影山を見つめる麗子。


「んで?」


「んで?」


「えっ? 何かご期待されているような・・・

もしや私に謎を解けと?

プロの刑事であらせられるお嬢様が、

一介の執事にすぎないこの私に殺人事件の謎を解けと?

本気でございますか?」


我に返った麗子。


「冗談じゃないわよ! どうしてこの私が、

ズブの素人の力を借りなきゃいけない訳?

私はただ、あなたが聞きたいだろうと思って話してあげただけ。

当然でしょ。

このくらいの謎、自分で解けるわよ。」


「それを聞いて安心致しました。

実は密かに心配しておりました。

私がお嬢様の事件に関わるようになって以降、

折角の事件を私一人の力で解決に導くことばかり。

結果、お嬢様はいらない存在となりつつありました。」


「そこまで言うか! 分かったわよ。

自分で解決すればいいんでしょ。 簡単よ。

明日から闇献金疑惑に関与していた政治家たちを徹底的に洗う。

すぐに今回の暗殺事件の首謀者を見つけ出してやるわよ!」


すると、影山が麗子のことを残念そうな顔で見る。


「失礼ですがお嬢様。

やはり、暫くの間 引っ込んでおいてもらえますか?」


麗子はクイーンQの等身大パネルを投げた。


「無礼な物言いに関してはお詫び申し上げます。

しかし、クイーンQに罪はございません。」


影山は男女関係のもつれから起きた突発的な殺人だと。

野崎はボディーガードをつけるほど、

身辺警護には気を使っていたのに、

見知らぬ人間を部屋に入れたと思うのか?と。


「じゃ、顔見知りの犯行だと?」


野崎は昨夜、急遽時間が出来たため、

部屋にこもることになった。

つまり顔見知りの人物は急遽部屋に呼び出された。

もしくは自分から連絡してホテルに向かったのだと。

容疑者は事件直前に電話でやり取りしていた、

澤田絵里、黛香苗、斉藤アヤに絞られる。

部屋に入って行った160cmちょっとの女性と、

出て来た180cmの大男は同一人物だと影山。


「あなた、私の話聞いてた?

部屋に入ったのは160cmちょっとの女性。

出て来たのは180cmの大男。

この2人が同一人物だって言うの?」


「さようでございます。」


「んな訳あるか~。」


「んな訳あるのでざいます。」


「どういうことよ。」


「私は引っ込んでろと言われましたので、これ以上は。」


「この期に及んで、このドS執事が!!

・・・・・・・・・・

影山。 教えてちょうだい。

私にも分かるように・・・」


影山の口元がニヤリと上がる。


「かしこまりました、お嬢様。

まだ、お食事の途中でございます。

謎解きはディナーのあとに致しましょう。」



160cmちょっとの女性が

180cmの大男に変身した理由は、

女性が底上げされた靴を履けばよいと。

底上げされた靴は男性用もある。

これが今回の事件を解く鍵だと影山。


「お嬢様はご存知ありませんか?

シークレットシューズというアイテムを。

シークレットシューズは通常の靴よりも

踵の部分が分厚くなった悩める男性のためのハイヒール。

名前はシークレットなのに、

その存在は誰もが知っている。

いわば公然の秘密とも言うべき魔法の靴でございます。」


「でも、シークレットシューズは20世紀の終焉と共に、

この世から絶滅したはずじゃ・・・」


「いいえ、お嬢様。

世の中に背が低いことで悩む男性がいる限り、

シークレットシューズがなくなることはございません。

永遠に不滅でございます。」


女が野崎を殺害し、

その後シークレットシューズを履き、変装して部屋を出た。

本当に野崎がシークレットシューズを

持っていたかどうか分からないと麗子。

しかし女子大生やボディーガードの証言から、

ボウリングやゴルフ、料亭にも行かないと判明している。

全て靴を脱がなければならない場所。

脱いでしまうと本当の身長がバレてしまうので、

野崎はそういう場所を避けていた。

3人の中で身長が160cmちょっとで、

シークレットシューズを履いたら180cmになるのは?

3人の身長はもう分かっていると影山が写真を出す。

3人がクイーンQのパネルと一緒に映っていた。

クイーンQは159cm。

写真を見る限り、澤田と黛が160cmちょっとで、

斉藤は170cm以上。

斉藤は犯人から外れ、容疑者は澤田と黛に絞られると麗子。


「さすがお嬢様、ご理解が早い。」


「でも問題は、澤田と黛、どっちかってことよね。」


「どうもお嬢様は頭の回転がよろしくない。」


「上げて下げるの早すぎ。

んじゃあ、あなたはどっちが犯人か分かるって言うの?」


「黛香苗でございます。」


「早っ! なんでよ。」


「ここからは多少、私の想像が混ざりますが

ご了承いただきたい。」


野崎は黛と話をしていて、

うっかり呼び名を間違えてしまい浮気がバレた。


「浮気がバレる原因の殆どが、

メールもしくはこの呼び名の間違えでございます。

まあ、この呼び名の間違え事故を避けるための

有効な手段としましては、

付き合っている女性を全て『君』という

呼び名で統一する方法が・・・」


相手は大物政治家で自分の恩師でもある議員の娘。

必死に謝り、土下座した時に

額にカーペットの繊維が付着した。

そしてこの土下座によりズボンの裾が上がり、

シークレットシューズだとバレてしまった。

香苗はシークレットシューズを脱がせ立たせる。


「ちっちゃ!」


笑われる野崎。


「必死に隠していた秘密を暴かれバカにされる。

野崎氏にとってこれほどの屈辱はありません。」


怒った野崎が香苗に掴みかかる。

香苗はとっさに灰皿を持ち反撃。

野崎を殺してしまった。


香苗は野崎のシークレットシューズに気づき、

これを履き、洋服を着て180cmの男に変装。

靴だけが消えてると犯人が履いて行ったと

疑われる可能性が高くなってしまうと重い、

野崎の服を脱がせた。

別の靴があってもバレてしまうので、

部屋中靴を探し、金庫の中に見つけた。

その靴も持って部屋を出て行く。

こうしてパンツ一丁の遺体になった。


何故澤田ではないのかと麗子。

澤田は野崎と海に行っていた。

野崎は澤田の前では本来の身長を

さらけ出していたので犯人ではない。


あとは香苗が持ち去った靴を見つけること。

ゴミに出しちゃったんじゃないかとの麗子の言葉に、

今日は日曜日だと影山。

影山の推理によれば、

庭で証拠となる靴や服を燃やしているはずだと。


「出かけるわよ、影山。」


「かしこまりました。」



香苗の家に行く麗子と影山。

影山は庭のバーベキューをする場所へ。

燃えた後の中の証拠を探す影山。

そしてシークレットシューズの靴底を見つける。

本来なら重さも相当だが、

特注の軽い素材で作られている。

野崎がアパレルメーカーや、

化学工業メーカーを取材していたのは、

シークレットシューズを作るためだった。

それを聞いて泣き出した香苗。

何故殺したのかと麗子。


「騙したから。 私を・・・」


しかも、自分に謝るよりも先に、

父親に言わないでくれと頼んだ野崎。

結局父しか見てなかった。

それがどうしても許せなかったと。

野崎も同じだったと影山。

コンプレックスを克服しようとしてたけど、

香苗に笑われたのが許せなかったのだと。


「そんな彼の思いがこれです。

衣服は焼却出来たとしても、

彼の思いの詰まった靴底は、

容易くけすことは出来ません。」


泣き伏せる香苗。


「やはり、シークレットシューズは

永遠に不滅でございます。」



風祭に後はよろしくといつもの電話。

香苗の家へ到着した風祭の目の前を素通りする麗子。

麗子の後姿を写メる風祭。


「また会えたね。 マイスイートハニー。」


風祭に頭を下げて行く影山。



「結局、またあなたの推理通りだったわね。」


「お嬢様には何か

悩みやコンプレックスはおありですか?

人は誰しもなんらかの劣等感を

心に秘めているものでございます。

多くの人がそれを隠して、

必死に生きているということを、お忘れなきよう。」


「でも私、そういう頑張ってる人嫌いじゃないけど。」


「私もでございます。」


「そういえば影山。

あなた彼女っているの?」


「私が生涯愛する女性の名は、

ひとつだけでございます。」


「えっ? その名前って。」


「君。 そう呼んでおけば間違いはございません。」


「何股かけるんだっつーの。」






いやはや、癒されるねぇ~。


あたしも『君』って呼んでもらいたいよ。


何股でもいいさ(笑)


麗子に教えてちょうだいって言われた時の、


あの口端の上がりが堪らなかったわ!!


ああぁ・・・萌える。



しかしなんだねぇ。


風祭は何故麗子に気が付かない???


ホント「バカなの?」って感じです。


いつか気付く時はやってくるのだろうか・・・



ドラマが終わってすぐに


大野君のCMってのがまた笑える。


あの役はハマってるよね~。


あのチョコとビスケットが一緒になってるのも食べたいけど、


ドラマで出て来た影山のスコーンの方が食べたい!!


あのスコーン、かなり美味しそうだったわ。





第1話 第2話

コメント (2)
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