まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

ブザー・ビート ~崖っぷちのヒーロー~ 第10話

2009-09-15 22:38:37 | ドラマ

第10話

『最終章・別れ』





直輝が莉子の家へ着いた時、

川崎が部屋から出て来る。

直輝は川崎を追いかけ声をかける。


「川崎さん。

すいません。すいません俺、

白河さんのこと好きになってしまって。

でも彼女が悪い訳じゃないんです。

友達だったのに俺が気持ち止めらんなくて・・・」


「直輝。

俺が莉子ちゃんと今部屋で何してたか分かるか?

お前のせいで泣いてる彼女を俺が優しく抱きしめた。

お前に彼女が守れるとは思えない。」


「いえ、俺、白河さんを守りたいんです。

確かに俺強くないです。

いつもどっか自分に自信なくて、劣等感ばっかで。

でも彼女はそんな俺を認めてくれたんです。

俺のバスケを。俺の生き方を。

彼女がいると俺強くなれるんです。

大事な人なんです。

だからちゃんと守って大事にして、

莉子と一緒に夢を追い続けたいんです。

ホントすいません。

でも・・・俺絶対彼女離しません。」


「は~あ。嫌なカップルだね、お前らは。

さっき莉子ちゃんにも全く同じこと言われたよ。」



部屋での莉子と川崎。


「あたしやっぱり、上矢くんのこと好きなんです。

上矢くんが悪いんじゃないんです。

友達でいようって言われてたのに、

あたしが気持ちを止められなくて。

上矢くんといると元気になれるんです。

大事な人なんです。

だから、上矢くんの夢を応援したい。

なのに不安になって、勝手に傷ついて、

あたし責めちゃった・・・

もっと直輝のこと信じなきゃ。」


「フッ。もしかして、さっきから惚気てる?」


「いえ。あの・・・

だから本当にすいません。

これは受け取れません。」


指輪を返す莉子。



「傷つくねぇ。若者の無防備な言葉は。

まぁいいや。

青い者同士勝手に仲良くやってくれ。

俺はもう知らねぇ。

その代わりちゃんと見せてくれよ。

お前がどれだけ強くなったかを。

莉子ちゃんが、彼女の愛が、

どれだけお前を変えたのか、

俺にバスケで見せてみろ。」


「はい。ありがとうございます。」


川崎を見送る直輝。

その時、莉子は部屋の窓から見ていた。


川崎、意外とあっさり引き下がったな~。

あれだけ執着してたから、

もっと何かあると思ったのに。

ま、こっちの邪魔者は片付いたわね。



「色々俺が悪かった。」と謝る直輝。


「寂しかったよ。

足の怪我のことだって、

手術が必要なぐらい大変だったなんて。

私知らなくて。」


「心配かけたくなくてさ。

男っていうのは好きな子に格好悪いとことか

知られたくないもんなんだよ。

俺だって寂しかったよ。

莉子がバイオリンのバイト辞めたこと教えてくんないから。」


「あぁ、それは心配かけたくなくて。」


お互い様の直輝と莉子。



麻衣にホントに田舎に帰るか聞かれ、

迷ってるという莉子。

その時、また知らない番号から電話がかかって来る。



練習中、直輝が突然倒れる。

医者から手術をした方がいいと言われる直輝。


「手術は無理です。開幕戦に間に合わなくなるんで。」


「でもすぐ手術してリハビリすれば、

シーズンの後半までには出場出来るかもしれないし。」


「それじゃあ駄目なんですよ。

今なんです。俺今頑張るしかないんですよ。」


しかし菜月が勝手に手術の日程を決めてしまう。

なんで勝手に決めたんだと直輝。


「試合中に同じことが起きたら、

どれだけチームに迷惑かけると思う?

今シーズンが直輝にとって、

すごく大事だってことは私にだってよく分かってる。

でもだからこそ今の状態で戦うべきじゃない。

ごめん。私が側にいたら、もっと早く判断してたのに。」


最後の一言は余計だ!! (ー'`ー;)



莉子はバーで怒られた人と対面。

演奏会の後援をしている団体の理事らしい。


「君の演奏は聴く度ごとに上手い下手のムラがあり過ぎる。

つまり精神がプロではない。」


1週間後にある演奏会のバイオリン奏者に欠員が出たと。

1週間みっちり練習して、

納得いく演奏が出来るようになれば出してくれると言う。



莉子は直輝に電話で報告。


「直輝のお陰だよ。

直輝が、きっと誰かは聴いてくれてるって言ったから。」


直輝も手術のことを話そうとするが結局話せない。


公園じゃない場所で初めてデートする2人。

手術のことをどうしても言い出せない直輝。

莉子がホントは田舎に帰ろうか迷ってたと話す。

でも今はもうちょっと頑張ってみようって思ってると。


「そうだよな。

チャンスがある限りは頑張んないと。」


「うん。それに直輝の近くにいたいし。」


練習に戻る莉子。

音が良くなったと褒められるが、

「音程はもう少し良くなるかしら?」と言われる。



直輝が代々木に謝る。


「こないだは急に殴ったりして悪かった。」


けど無反応の代々木。

直輝は背を向け行こうとすると、


「今から手術?」と声をかける代々木。


「ああ。あのさ・・・」


と、チームメイトの特徴やクセを細かく教える直輝。


「お前がやるしかないんだよ。

アークスが勝つにはお前が必要なんだよ。

だからもっと周りを信用しろよ。」


「お前に言われる筋合いねぇ。」


「勝つためにここに来たんだろ?」


行こうとする直輝に、


「ネズミなんか大したことねえだろ。

だからお前こそブツブツ言ってねえで、

さっさと治して帰って来い。」


チームメイトも笑顔で見送る。


「俺が戻って来るまでしっかりやっとけよ。」


「行ってらっしゃい。直輝さん。」と秀治。


「行って来ます。」と直輝。


「ったく・・・お人よしが。」と呟く代々木。



手術室に入る直輝。



莉子は八尾たちの前で演奏のテスト。


「柔らかな魅力を感じるが音に迫力がない。

が、今回はその可能性を信じよう。

コンサートまであと4日。

しっかり練習したまえ。」


直輝に電話したら留守電だったからメールで報告。

そして麻衣にも報告する莉子。


「あのさ、莉子。

やっぱり聞いてない?

今朝秀治くんから聞いたんだけど、

上矢くん今日手術してるって。」


驚いた莉子は走って病院へ行く。


病室へ行ってみると菜月がいた。

思わず隠れてしまう莉子。


「あのさ、ありがとう。

俺、菜月のお陰で手術の決心ついた。」


そこへ母と妹も病室へ来る。

菜月は莉子の姿を発見。

「どうもご無沙汰してます。

あの、私ホントに申し訳ありませんでした。

私が直輝さんと別れたから。

私が直輝さんをちゃんと見てなかったから、こんなことに。」


「そんな。

怪我のことは菜月ちゃんに関係ないわよ。」と母。


「私やっぱり直輝さんと別れるべきじゃなかった。

私まだ直輝さんが好きなんです。

忘れられないんです。後悔してます。

失ってようやく気付いたんです。

私には直輝しかいなかったって。

片思いでもいいんです。

こうやって同じチームの仲間として、側にいられるだけで。

私これからも直輝さんを見守り続けたい。

いつかまた直輝さんが私を必要だって思ってくれるように。」


「そう。私も蔭ながら応援してるから。ねっ。」


「お母さん、ありがとうございます。」


莉子が行くのを見る菜月。



ムキャーーーーーッ!! (;`皿´)

ホント憎らしい!!

憎らしいったらないわよ、この女。

何? あの目!! 見た?

絶対涙も嘘だな。嘘泣き。

握った拳がプルプル震えたわ(-_-;)



莉子のメールを見て喜ぶ直輝。

さっそく電話するも莉子は出ない。

直輝はメールでおめでとうと送り、

やっと足の手術の報告をする。

大変な時に心配かけるのがイヤだったから、

事後報告になってごめんと謝り、

演奏会を楽しみにしてるから頑張ってと励ます。

それを見て嬉しそうな莉子。



演奏会当日。

莉子の両親も聴きに来ていた。

客席に直輝の姿を探す莉子。

花束を持ってドアから現れた直輝を見て笑顔になる。

演奏が終わり、直輝は莉子に花束を渡す。


「さっきね、理事長にこのコンサート主催している財団の

オーケストラに誘われたんだ。

軽井沢で優秀な若手の音楽家集めてやってるオケで。

でもね、それに行くとすごい大変なの。

1日に10時間以上みっちり練習して

コンスタントに演奏会もあるし。

来週から1年以上軽井沢に住むことになる。

だからそれは行かない。

直輝に会えなくなっちゃうし、

バスケの応援も行けなくなっちゃう。

私、直輝の側にいたいの。

誰よりも近くにいたい。離れたくないの。

幸せだったなぁ~。

一生に1回でも栗田博文さんの指揮で

こんなに大きなオーケストラで弾けて、

直輝にも聞いてもらえて。

私、それだけでホントに幸せ。

これからも直輝の側でバイトしながらオーディション受けて、

バイオリンもっと頑張る。」


その後、莉子は呼ばれて行ってしまう。

何やら考え込む直輝。



麻衣にホントに軽井沢に行かなくていいのか聞かれる莉子。


「直輝と離れて、

直輝の心を繋ぎ留めて置く自信がないの。」


菜月のことが心配な莉子。


ま、分からなくはないけどね・・・

あんな策士な女、近くにいるだけで危険だもんね。

けどそれで夢を諦めるのはどうよ?

滅多にないチャンスが目の前に迫ってるのよ!!

しかもなんか直輝の言葉を信用してないみたいでイヤ。

もっと信用してやんなって!!



直輝がシュートしているところへ来る莉子。


「ノーメイクだ。」


「今日は長時間厚化粧で息苦しかったから取っちゃった。

あっ、してた方が良かった?」


「ううん。その顔が一番好き。」


「そういえば直輝とここで初めて会った時も

ノーメイクだったな。何か懐かしいね。」


「そん時に初めて莉子の演奏聴いた。」


「そうだ。何か今日は夢みたいな1日だったな。

あの時は何もかもうまくいってなくて。」


「うん。俺もうまくいってなかった。

大丈夫。俺は強い、俺は強いって思い込もうとして。

でも本当の自分は弱くて試合も勝てなくて、

契約も思うようにいかなくて。

夢って言葉に押し潰されそうで。

そんな夜に初めてここで莉子に会った。

素人のくせにファンになるって、

俺のバスケ褒めてくれる莉子に会えた。

俺は強いって怒鳴ってくれる莉子に会えた。

今の俺の夢を支えてくれてんのは莉子なんだよ。

だから莉子にも行って欲しい。軽井沢。

莉子にも夢を追い続けて欲しい。」


「やだよ。だって私は直輝と。」


莉子を抱きしめる直輝。


「大丈夫だよ。

離れててもずっと莉子のこと応援してる。

俺も莉子の1番のファンなんだよ。

頑張れよ。頑張ろうぜ。

俺たちさ、もう夢見てるだけじゃいられない歳になってきたけど、

ちゃんと現実と向き合わなきゃいけない歳になってきたけど、

俺たち最後まで諦めないで頑張ろう。

行って来い。軽井沢。」


莉子の頭をポンポンとする直輝。

莉子は涙を拭い、「うん。分かった。」


たまったシールと交換したマグカップを

直輝にあげる莉子。


「こんな話になるんだったら、

もっとかっこいいプレゼント用意しとけば良かった。」


「嬉しいよ。」


「そうだよね。

最後の最後まで諦めないって直輝と約束したもんね。」


「離れてても莉子がいると思うと強くなれる。」


「私もなれる。私も強くなる。

もう会わない。会ったら別れが辛くなるから。

さよなら。」


直輝は帰る莉子の後姿を見送る。





やっぱ最終回ではなかったね。

紛らわしいな。

最終章なんて言わなきゃいいのに・・・



“別れ”も意味が違くて良かったよ。

離れ離れになるってだけじゃん。

こっちも紛らわしい(笑)



けどホント良かった。

イヤな女・菜月がまた邪魔したけど、

直輝と莉子がしっかりしてれば大丈夫だと思う。



次週こそホントの最終回。

時間拡大よ~。



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コメント (6)
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