五回の西川の打球を機敏に処理してセカンドにストライク送球、は栗山監督が悪あがきのリクエストをしましたが当の西川が苦笑いをしてすぐにベースを離れましたのでビデオを見るまでもなく、そのビジョンに映し出されたビデオも日本ハムファンが沈黙をしてしまうぐらいに見事な、快足の西川が滑り込んでくる足元へのレーザービームでした。
そして六回には先頭打者としてファールで粘っての8球目に一二塁間を破って先制劇への口火を切る一打を放ち、攻守ともに活躍をした平沢です。
まだクッション処理や瞬時の判断には急造外野手の域を出ないところもままありますが、シーズンに入ってからの転向と考えればセンスの良さがほとばしっています。
井口ロッテでは藤岡が故障離脱でもしない限りはショートでの出番は無いでしょうから未練はあっても前を向いて、鈴木の守備固めは三木、平沢はライト一本でいきましょう。
投げては有吉が7回途中までを5安打1失点は井上のエラー絡みですので自責ゼロ、久しぶりに白星を手にしました。
三振を一つも奪えず、一方で先頭打者を歩かせたり連続四球だったりとコントロールに苦しんだようにも見えましたがばらけて、あるいは逃げてのそれではなかったことが大崩れをしなかった理由ではないかと、そこそこストレートで押しながらも全体としては打たせてとるピッチングは日本ハム打線からすれば感覚のズレ、違和感があったかもしれません。
そして恐怖の継投は左打者が続くところで大谷、右打者のところで松永、とこれまでとは違ったパターンにちょっと驚きましたが井口監督の背後に、そしてマウンドに向かったのは清水直コーチで小林コーチと配置転換をしたとのこと、これがヒヤヒヤものでゾッとする守護神復帰の内も含めて井口監督が投手陣も自ら見ることにしてのものであれば結果はどうあれ本来あるべき姿に戻ることになりますから前向きに考えたく、そして清水直コーチの手腕にも期待をしたいです。
明日は酒居、そして明後日はおそらくは一軍に合流をした土肥と先発ローテーションが開幕からすっかりと顔ぶれが変わってしまいましたが、むしろその変化を楽しむ盛夏です。
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◆8月14日(火) 日本ハム−千葉ロッテ18回戦(日本ハム9勝8敗1分、18時1分、札幌ドーム、30,449人)
▽勝 有吉 23試合4勝2敗
▽S 内 45試合2勝3敗22S
▽敗 有原 17試合7勝3敗2S
▽バッテリー
千葉ロッテ 有吉、大谷、松永、内—田村
日本ハム 有原、井口、公文—石川亮、鶴岡
左うちわの試合が無さすぎ。
ここ8試合の得点が2、3、2、2、1、3、2、3って、4点取れんのか!
内が3人で終わらすことも皆無となり、ストレス溜まりまくりです。
明日が村田、あさってが藤岡、その後は岸と則本が登場しない楽天が相手なんですから、
そろそろ上昇カーブを描いていかないと。
今週しっかりやれば、残りはホームゲーム主体。
荻野も石川も涌井も帰って、世紀の大まくりが始まる予定です。
猪本の名言を引用すれば、一寸先はパラダイス。
さあ連勝だ、連勝だあー。
安田は結果出ないけどバットをしっかり降っているし選球眼もまずまずの感じ。差し込まれないようにスイングスピードを上げれば大成しますよ。
種市岩下と若手が出てきてワクワク感あります。
ファームでは香月がホームラン量産しています。一軍に上げてスタメンサードで鈴木に危機感与えましょう。
盗塁METER 昨日の盗塁0、累計92で140まで残り48
残り44試合ですから苦しいです。
井口監督が主導したと信じたいです。
井口監督が著者で、「コーチングスタッフとも意見を交換し、風通しをよくしたい。」とのご意見があったと思いますが、やはりそれはあくまで理想。
みなさん、大人ですから互いを尊重し、配慮し、越権で口を出す事も無さそうなんで…。
配置転換により、コントロールするのは大切かと思います。
ちなみに、恥ずかしながら小林コーチと清水コーチの立ち位置(率直に申すと年次的な上下関係)って、どんなもんなんですかね?
ジョニーから、2人してインタビューを受けている時は、そのへんは見えませんでしたが。
伊東前監督は、そのあたりが「下手くそ」で孤高の人、ワンマン感を強めて失敗した…と見ていましたが。(もっと言うと、それがこの人の限界か。韓国に行った経験で、ひと皮むけたものと期待していましたが。)
井口監督には、井口監督の組織づくりのさまを、ファンは観察していますからね。チームを動かすのはトップです。
2番手の大谷、3番手の松永の起用は驚きでしたが、松永の場合、右打者の内角高めに食い込む140キロ後半のストレートと、ボールゾーンから外角低めに入ってくるスライダーの組み合わせならば、(ボールの出どころが見えやすいという難はありますが)かなり右打者にも通用すると見ていました。あとは、外角へのチェンジアップでも覚えれば、相当いけると思います。
内に関しては、かなり難しいと思いました。ストレートの最速が145キロ、多くは140キロ前半で、ストレートでカウントを稼いだり、打ち取れるような状態ではないですね。いきおい、スライダー・フォークをカウント球に使わざるを得ない状況になって多投しますので、打者の目も慣れてしまいます。このまま騙しだまし使うのか、思い切って下で再調整するのか、難しいところだと思います。
でも、まだまだスーパースターの実力はこんなもんじゃないでしょう。
辛抱強く使い続けばアジャの様に花開くはず、安田、平沢には夢があります。
これでドラフトで藤原を獲得出来れば外野の世代交代が進みそうです。
あの最終回のドキドキ感をまた味わうことになるとは…
かつては、もっと真っ直ぐで押せたと思うんですが、球速が落ちて、真っ直ぐで勝負出来なくなって来てスライダー頼み、自信のなさからか、配球も外角一辺倒なので、不安いっぱいです。このままだと来季以降も不安です。安定した抑えの確立が必要です。