レギュラーや一軍を目指す選手の奮闘こそが楽しみのオープン戦も「レギュラー」が名を連ねてしまえばレギュラーシーズンとさして変わらず、そのために前日のシート貼りに開門時間前の行列が面倒くさくなってしまったので今年は4試合で打ち止め、阪神戦を見たがっていた知人にチケットをプレゼントしてまったりとパ・リーグTVでの観戦です。
そのレギュラーはヤクルトとの初戦と打順が少し違いますが顔ぶれは同じでこれで開幕スタメンは決まりなのでしょう、角中が3安打猛打賞で名分が立ちましたし、藤岡もそうでしたがどれだけ出遅れても復帰をしたらスタメンが約束をされるのですから今季もフラットな競い合いとは無縁な打線になるのでしょう。
三試合連続欠場の井上が戻り、レアードに一貫目の握りが、バルガスには右打席でのオープン戦初ヒットが出て、井口監督の脳内構想が功を奏してくれることを願うしかありません。
それでも諦めたらそこで終わりですから「控え」はめげずに頑張るしかなく、また平沢、加藤、江村のヒットに対するスタンドからの声援がひときわ大きかったような気がします。
投げてはボルシンガーが5回で6安打を浴びるもつまらないヒットもありましたし、ゴロシンガーぶりを発揮して併殺も取れましたからまずまずといったところでしょう。
ストレート、スライダー、カーブのどれでも勝負ができていたのは田村のリードの冴えもあったのではないかと、今季はベストバッテリー賞を狙いたいです。
一方でやや気になるのは松永で、目に見えてどうというほどでもないのですが球威、コントロールともにいまひとつピリッとせず、昨秋の左肩の違和感から戻ってきているのか、侍ジャパンでも打たれましたしそもそもそんな状況でもなかったような、ラミゴ戦にも投げなかった陳冠宇の状態が知りたいです。
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◆3月16日(土) 千葉ロッテ−日本ハム2回戦(1勝1敗、13時、ZOZOマリン、10,819人)
▽勝 ロドリゲス 3試合1勝1敗
▽S 公文 4試合1敗1S
▽敗 ボルシンガー 3試合1敗
▽本塁打 大田5号(ボルシンガー)、近藤1号(高野)、レアード1号(鍵谷)
▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、高野、松永、西野、益田—田村、江村
日本ハム ロドリゲス、玉井、鍵谷、石川直、公文—鶴岡、黒羽根