いつもどおりに立ち上がりはボールが浮き気味でピンチの連続だったボルシンガーがそれでも中盤からゴロシンガーぶりを発揮しての6回2失点にまとめて、二番手の岩下も中村の好守に救われてギリギリで繋ぎ、そうやって積み上げてきた積木を益田が一気にくずして全てを無に帰してしまいました。
勝利の方程式が1イニングで4失点ではどうにもならず、しかも先頭打者を歩かせての3四死球となれば完全に自滅で井口監督が愚痴りたくなるのも分かりますが、あそこで益田を使ったのですから最後は内の予定だったのでしょう、他に候補がいないにしても型にはまったところから抜け出せていないのもまた現実です。
それにしても益田はどこかを痛めているのではないか、と思えるぐらいに勝負にいけていなかったのが気がかりで、気持ちが前に出ないようであれば同じことを繰り返すでしょう。
岩下もそろそろ怖さを覚えてきたのかもう一つ攻めきれていなかったような、それにしても中村は瞬時の反応は素晴らしいだけにもったいなく、セカンドよりもサードが適任と見ます。
昨日、今日と僻み目にコーナーのジャッジが不利に思えましたが打者には際どいところは手を出して欲しかったりもして、明日は種市の初陣ですのでプロの厳しさ、ロッテでやっていくには避けられない苦しさ、をいきなり教えるような試合にはしてもらいたくはなく、拙攻は今日で終わりでお願いします。
|
◆8月11日(土) オリックス−千葉ロッテ19回戦(オリックス10勝8敗1分、14時1分、京セラドーム大阪、29,398人)
▽勝 山田 7試合1勝
▽S 増井 49試合1勝3敗27S
▽敗 益田 49試合2勝6敗3S
▽本塁打 角中5号(ローチ)
▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、岩下、益田、阿部—田村
オリックス ローチ、山岡、山田、増井—若月、山崎勝