2軍が優勝争いをしている中でどうかとも思ったのですが、昨年もこの時期にやりましたので、今年もそろそろ戦力外の予想をしてみることにします。
あまり前向きな話ではなくて恐縮なのですが、こればっかりはチームの活性化のためには必要不可欠なことですので、避けることもできません。
もっとも昨年は下手な鉄砲も数打ちゃ当たるで浅間や三島、木興らの名を挙げたものの、確実だと言い放った堀の任意引退と林と江口の自由契約が大ハズレでしたから、あまり当てにはならないですし、当たっても面白いものでもありませんから、気軽に読んでいただければ幸いです。
11神田義英 | 30歳 | 7年目 | 2002年ドラフト4位 |
13橋本健太郎 | 29歳 | 5年目 | 阪神 |
14小宮山悟 | 44歳 | 18年目 | 1989年ドラフト1位 |
27古谷拓哉 | 28歳 | 4年目 | 2005年ドラフト5位(大学生・社会人) |
37林啓介 | 22歳 | 4年目 | 2005年ドラフト2位(高校生) |
47手嶌智 | 27歳 | 5年目 | 2004年自由枠 |
48高木晃次 | 41歳 | 23年目 | ヤクルト |
69江口亮輔 | 25歳 | 3年目 | 2006年ドラフト6位(大学生・社会人) |
40渡辺正人 | 30歳 | 12年目 | 1997年ドラフト1位 |
23大塚明 | 34歳 | 16年目 | 1993年ドラフト3位 |
123小林憲幸 | 24歳 | 2年目 | 2007年ドラフト3位(育成) |
外国人選手はシコースキー以外は全員戦力外だと思っているので割愛をします。
また大塚は任意引退を選択するのではないかと、何となくそう思っているのは私だけではないでしょう。
ちなみに小宮山は心の底からの願望ですので、敢えてコメントは書かないことにします。
今年こそ確実だと信じて疑わないのが、林と江口です。
そんな確信はできれば持ちたくはないのですが、ここまで2軍戦に1試合も登板が出来なかったことを考えればさすがに限界でしょう。
江口はともかく林は貴重な2巡目を使って獲った選手だけに、あれだけの制球難を見抜けなかったスカウトを恨みたくもなります。
昨年に戦力外になってもおかしくはなかった2人に、生き残る道はないと思います。
意外だと思われるのが古谷でしょうが、私は逆に今年で見切られてもおかしくはないと考えています。
ルーキーイヤーもそうでしたが、今年も春先の活躍があってもなかなか1軍からお呼びがかからずにファンをやきもきとさせましたが、それはそれなりに理由があったようで、やっと出番がきても結果を残せなかったことで、もう次が無くても不思議ではありません。
これは2軍では先発を任されている手嶌も同様で、地元出身とは言っても昨年の浅間を見れば安心はできず、残り試合でも1軍から声がかからなければやばいと思います。
2軍で若い投手の出番を奪っている感もある2人だけに、投手が異様に多いチーム構成の犠牲になるかもしれません。
逆に橋本健は球団の意地もあるでしょうし、名前は挙げたものの逃げ切れると思っています。
1軍での最後の登板で見せたストレートには興味を惹きましたし、久保がどうとかいうこととは別に、来季に期待をしてみたいと思わせるピッチングでした。
2軍では守護神としてそこそこの結果を残していますし、何とか中継ぎ陣の争いに絡んでくれればと思います。
神田はさすがに潮時でしょう。
今年は1軍での登板機会がありませんし、2軍でも光るものが見られません。
何とか先発としての再生をとも考えていましたが、どっちつかずの中途半端な起用に芽を潰されてしまった感もあります。
渡辺正も最近は二遊間を守っているようですが、夏前までは一塁を守るなど単なる頭数を揃えるような使い方をされていましたし、もはや田中雅には完全に抜かれてしまいました。
新里までもが内野手に軸を置き始めていますし、細谷や定岡の台頭もありますので、右の内野手という希少価値は失われつつあります。
かと言ってトレード候補になるほどの実績はなく、これは神田も同じなのですが、寂しくユニフォームを脱ぐということもあるのではないかと思っています。
また川崎の不振や松本の伸び悩みもあって中継ぎ左腕が枯渇をしているチーム事情を考えれば高木の力はまだまだ必要なのですが、政権交代の中でコーチへの転身といった話が出てくるのではないかと、そんな予想をしています。
服部や木村といった若い左腕を使って自分の色を出したいと、おそらくは西村次期監督はそんな考えを持っているのではないかとの想像もしています。
本人は現役続行の意思があるでしょうが、小宮山ほど執着をするとも思えず、地元最終戦が引退試合になるかもしれません。
育成枠ではシーズン中に池田が退団をしましたが、次にくるのは小林憲だと見ています。
理由は古谷と同様で、育成枠の中では2軍戦に多く出番を与えられながらも秀でた結果を残せておらず、年齢的にも育成枠としては厳しい言わざるをえません。
球団としても育成枠の見直しを図るとの報道もあったようですし、2年間で選手登録がされない、あるいはその可能性を見いだせない選手はチームを去っていくしかないという、そんな第一歩になるような気がします。
昨年の柳田と同様のサプライズがあるとすれば、それは服部と黒滝でしょう。
服部はドラフト1巡目ですし期待をしている投手なのですが、その期待に比して残した結果が薄すぎることから、来季で28歳という年齢を考えれば全くの否定はできません。
とは言え一部に噂をされた柳田や加藤高康のような素行にかかわる話は伝わってきませんし、杞憂に終わることを願うばかりです。
黒滝については絵に描いたような三島や木興と同じ道を歩んでいるように思えてならないため、敢えて名前を挙げてみました。
その他では下敷領や相原も、油断はできないでしょう。
今オフは政権が代わることもあり、穏便に動きが少ないか、あるいは大きく変動をするかのどちらかだと思っています。
私はどちらかと言えば後者だと見ており、それこそ2軍で優勝を決めた翌日に戦力外の通告などという血も涙もないことをやらかすかもしれません。
とは言え結果を残せなければクビを切られるのがプロ野球の世界ですから、選手には悔いの残らないように頑張って欲しいですし、そうあってもらいたいです。