全仏オープン・錦織3回戦

錦織選手の3回戦の相手は韓国のトップ選手のキョン・ヒョン（ランク６７位韓国）でした。１８８㎝の長身と鍛え上げたがっちりした上半身と、太い太ももが目立つ選手です。試合は錦織選手が先手を取って７－５、６－４で２セットを取り３セット目で決まるかに見えました。しかし、そこからミスが目立ち、タイブレークに持ち込まれて６－７で取られてしまいました。そこから焦ったのかミスショットを連発して次のセットは０－６で負け２－２のタイとなってしまいました。最終セットは盛り返すかと思いきや、０－３とブレークされて、「このままでは流れが相手に行っているので、錦織は負けるな」と思ったら、メディカルタイムを取ったところで雨が降り出し、翌日再試合となりました。良かったなぁ～

翌日の再試合では、急いでウイナーを取りにいかず、じっくりと打ち合って相手を左右に振ってから、オープンコートを作り、そこへコーナーショットで決めるという攻め方に変えていました。その結果６－４と逆転して勝ち４回戦に進みました。錦織が負ける時は「アンフォースドエラーを量産する時」ですからもっとエラーを少なくすること（攻め急がないこと）が大事ですね。フィジカル面は特に違和感を見せていなかったので、次回も何ともなければ、最終セットのような良い試合が出来る気がします。

 

スポーツ吹き矢

今月から、パソコン教室に代えて「スポーツ吹き矢」を始める事にしました。「ＮＰＯ法人日本吹き矢検定/船橋北支部」という団体がやっていて、毎週土曜日の9時から2時間半で、場所は「三咲公民館」が基本だそうです。

「スポーツ吹き矢」は腹式呼吸を基本にしているスポーツだそうで健康の為にも良いそうです。参加メンバーは14名で男女半々でした。的は中心の１㎝ほどの丸が10点その外側が7点、そこから外側に向かって5点、3点、1点となっていて、レベルにより５ｍ～10ｍ離れたところから5本吹き合計点を競います。僕は初心者なのでここでは1番前の６ｍからでした。最初に礼をしてから終わりの礼まで一連の動作をスムーズにやる必要があります。「くわえる時に顎を上げないで」とか色々指導を受けました。最初に道具一式を購入して、会費は1,000円で毎週土曜日に通う事になりました。先生がいるともっと高くなるのでしょうが、ここは公認指導員の世話役の方が色々指導してくれるそうです。

全仏オープン錦織2回戦

錦織選手の２回戦の相手はシャルディ（ランク７２位フランス）でしたが、ひやりとさせられました。なんと２セット目から相手に１ゲームも与えず１２連続でゲームを取り６－３、６－０となって圧倒していました。シャルディは何をやってもゲームを取れず途方に暮れている様子でした。「この試合は簡単に終わるなぁ」と思っていたら、３セット目で３－０と錦織が２ブレークしたところで、３分間の「メディカルタイムアウト」を取りトレーナーを呼びました。右肩のつけ根あたりをマッサージしてもらい、試合再開となりました。

ところが、そこから錦織のショットに力が無くなり、短くなって相手からビシビシと決められて立て続けに２ゲームをブレークされて６－６のタイブレークに入ってしまいました。このセットを取られたら、流れは完全に相手に行ってしまい、試合の行方は分からなくなってしまいます。しかしそこは世界ランク９位の意地を見せてこのセットを取り３－０で勝ちました。

試合後、相手選手も錦織選手も言っていた通り、「メディァルタイムアウトで流れが変わってしまった」そうです。この３分の間にシャルディは落ち着きを取り戻し自分のやるべきことに気がついたそうですし、錦織は休憩によって打球のタイミングが微妙に狂ってしまったようでした。メディカルタイムアウトの取り方の難しさを感じた試合でした。右肩付け根は初戦から多少の違和感があるそうですから、完全に治して３回戦に臨んでもらいたいですね。