鹿児島県指宿のいぶすきゴルフクラブで行われていた日本プロゴルフ選手権で石川遼が初優勝をしました。久しぶりのメジャー優勝の印象があります。この試合は最後にどんでん返しがあり実に見応えがありました。久しぶりにテレビで観る遼君は薄く髭を蓄えて随分たくましい男になっていました。
一時首位に立ったものの最終日第3ラウンドの時点では首位のハン・ジュンゴンと4打差の6位でしたが、最終ラウンドで13アンダーになり2打差まで追いつきました。残すラウンドが17番と18番の２つとなり、これはもう優勝は無理かなと思っていたら、なんとハン・ジュンゴンが17番で池に落としてダブルボギーを打ってしまいました。これで18番ホールをＰＥＲで上がって13アンダーで並び、再度18番ホール（ＰＥＲ５）でプレーオフとなりました。この優勝が見えた時点での石川選手のプレッシャーは相当なものだと思います。
ジュンゴン選手は第2打でグリーンの端に乗せましたが、ホールから20メートル以上あります。石川選手は６ｍ程に付けました。しかしジュンゴン選手はこれをバーディで上がり石川選手にプレッシャーをかけました。石川選手が入らずバーディなら再度プレーオフになります。この長いパットを石川選手が入れてなんとイーグルで上がり優勝しました。優勝が決まった瞬間は遼君は大きなガッツポーズを何度も繰り返し雄叫びを上げていました。友人達からお祝いでもみくちゃにされる中で溢れる涙を我慢していました
。15歳でプロゴルフ史上最年少優勝をしてからしばらくは騒がれていましたが、長い間鳴かず飛ばずの時代を過ごしていた遼君の久しぶりのメジャー優勝を見た気がします。3年ぶりになる優勝だそうです。
