大坂なおみの3回戦の相手はV.ウイリアムス(ランク11位アメリカ)でした。試合は6-7,3-6で接戦の末大坂なおみが負けましたが、かなり相手を苦しめていたものの、やはりグランドスラムで何回も優勝している相手とはキャリアの差が出ていました。
大坂なおみは相手のセカンドサーブではベースラインより前に出て強烈なリターンエースを狙って何回かは決まりました。しかし、それを知ったウイリアムスは、セカンドが浅くならないように深いサーブを打ってきました。それで大坂の足元で弾みショートバウンドで打たないといけなくなり、ミスショットが出るようになりました。少し後ろに下がればミスをカバーできたと思うのに、「相手のセカンドでは前に出る」というのをかたくなに守ってミスをしていました。決めればゲームが取れる大事な処での簡単なボレーミスもいくつかありました。やはりテニスが強くなるには「いかにしてミスショットを少なくするか」にあるようです。
大坂なおみは経験を積んでレベルを上げていければ、いずれ世界のトッププレーヤーを破る気がしています。恵まれた体格にパワーを持ち合わせているからです。試合後に記者がV.ウイリアムスに「大坂なおみに何かアドバイスがあるか」と尋ねたら、「彼女は今日の試合で判るように良いテニスをしていて私からのアドバイスは必要ない」と絶賛していたそうです。接戦の相手にアドバイスもしにくいでしょうがね・・。