マイアミオープンはＡＴＰ１０００（グランドスラムに次ぐ大きな試合）に入る試合ですが、その準決勝でジョコビッチとジョン・イズナー（錦織選手が簡単に負けた相手）とが対戦しました。その試合がＮＨＫＢＳ１で放映されましたので、僕はジョコビッチがイズナーとどういう戦略で対戦するか関心を持って観ました
。
イズナー選手（２０８ｃｍ、１０８㎏）は２００キロを超える強烈サーブで挑戦しましたが、セカンドサーブになるとジョコビッチは長身のイズナーの足元にスライスを混ぜて深くて低い返球をしてミスを誘いました。またドロップショットを使い前に走らせたり、コーナーの左右に振ったりして２試合目ではイズナーはかなり疲労してきて、息が上がり膝が立ってきて返球をネットする場面が多くなりました
。ジョコビッチは錦織選手と比べてセカンドサービスでのＷＩＮ率が圧倒的に高かったですね。結果は７－６、６－２でジョコビッチが勝ちましたが、２試合目はジョコビッチが勝つパターンを握ってしまい楽勝でした。長身ビッグサーバーに対する戦略を心得ていました。さすがに世界ランク１位の試合でした
。この試合を観る限り、なす術なく破れた錦織選手とジョコビッチとの間にはまだ相当差がある事を見せつけられた試合でした。次回対戦までに錦織選手にはこの差をつめてもらいたいものです。
