アルツハイマーとの戦い

2009年02月09日 66歳で父はアルツハイマー病と診断されました。
息子の介護日記です。

入浴介助

2011年06月26日 07時54分11秒 | 新しい症状
別に新しい症状っていうわけではないのですが、


本日より、入浴介助を開始することにしました。



先日見ていたのですが、やはり「風呂に入る」「シャワーをする」という行為自体、
今の父には難易度が高いように見受けられます。


逆に言えば、今までよく頑張った、という感じでしょうか。



箇条書きにすると、

・風呂に入ったかどうかわからなく、二度入ったりする(別にいいけど)
・着替えを準備できない
・脱いだのと新しいのが理解できない
・それぞれ用意された籠(脱いだのと新しいのを区別するための籠)が分からない
・脱衣所の扉を開けたまま着替えをする
・扉を開けたまま入浴(脱衣所、廊下が湿気だらけに)
下着をつけたまま入浴しようとする
・風呂を洗うブラシで、体を洗う
・シャンプー、リンス、ボディーソープ、石鹸など、理解できない
・シャワー温度を最高温度まで一気にあげる
浴槽の設定温度を47度に変更された
・新しい下着を洗濯機に入れ、汚れた下着を着けて出てくる


まあ、そういう時期が来たのでしょうね。
特に驚くほどではありません。

ほんとに不可解

2011年06月24日 18時45分52秒 | 日々の出来事
いつも思うのですが、何故父の頭の中ではあんな風に勝手に変換されるのだろう。

それは、

「してくれ」と言った事は、全くしないくせに、
「しないでくれ」と言った事は何故か「必ずする」

そして「周りを巻き込む」



多分、他の人にも共通する事なんじゃないかな。


だから、アルツハイマーの介護は、しんどい。

これは新しい!

2011年06月23日 19時41分11秒 | 新しい症状
本日、父にシャワーを促した。
暑い日は風呂よりもシャワーの方が好きな父。

着替えを持って脱衣所へ。
案の定、「今、脱いだ下着」と「替えの下着」が分からなくなる。
そこで介助。


さあ、後はシャワーするだけだよ、って時に、何故か替えの下着をつける父。


パンツを穿いたまま、シャワーをしようとした。しかも新しい下着で。


うーん、今までには無かったパターンだな。

なんか面白いな・・・

2011年06月18日 18時20分44秒 | 日々の出来事
いやぁ、なんというか、面白い病気ですね。

今朝、父が慌しい。

どうしたのか聞いてみると、「メガネケースがどこにもない」というのだ。

僕に尋ね、そして妻に尋ねている。
2時間程、ずっと探していた。僕らも探し、家にはないと判断。

実は一昨日と昨日、ショートステイで外泊していたのだ。
すぐに電話して聞いてみると、やはり昨日の帰りに忘れたようで施設に置いてあった。
(帰りの荷物の準備って施設の人がするの?父がするの?)
それで、今晩持ってきてくれるということだ。


先ほど、父がデイサービスから帰ってきた。
そこで、

「メガネケースは、今晩持ってきてくれるってさ」
と報告。すると、

「あ? ケース?」と不思議そうだったので、

「今朝から探していた奴ね」と父に言うが、


「そうやったかいや? 全然覚えていない!」

「今朝そんなもん探していたのか。そんなことすら覚えていないとは、どうなっとるんや!」
と相変わらず。

「いや、まあ、そういう病気なんやし、気にしないでおけば?」と返事する。

まあ、仕方ない。さすがに朝の事なんて覚えていないのだろう。
いちいちフォロー入れなくてはいけないのも仕方ないな。


20秒後、急に慌しくなったと思ったら、


「えーーい、くそう。どこいったやら。やっぱ、大事なもんはすぐにしまわなければ駄目やな」といってるので聞いてみたら、



「いや、メガネケースがなくて。どこいったもんやら」



疲れます

2011年06月11日 09時05分55秒 | 日々の出来事
いくら父の病状が進まず、優秀だ!と言ってみても治っているわけではありません。


最近、特に多いのは夜中に出歩くこと。
ほぼ、毎日10時過ぎになったら外へ行く。

「どこに行くの?」


と聞いても「いや、別に・・・」とはぐらかす。

もうちょっと聞いてみると「鎌、どこやったかいや?」と返事。


鎌なんて使って無くても、探しに行く。雨が降っていようがお構いなし。
そして1時間以上、帰ってこない。

「真っ暗だから明日の朝探せば?」といっても無駄。



後、格好。

パジャマのまま、草むしりしたりする。

あるいは、上は外着だけど、下はステテコ。
しかも、ステテコの中に上着をしっかり入れ、靴下を目一杯上に上げて、ステテコを収納!

一体、なんなんだ、あの格好。

散歩のときも同じ、昼なのに光るタスキをつけて、ジャージのズボンの裾を靴下の中に入れる。
本人は、「完璧だ」とでも思っているのだろう。颯爽と歩いている。


もちろん、注意することもある。

「今は昼だからタスキいらないよ?」

「ズボンは靴下から出して。そっちの方がかっこいいよ」


意味なし。


だから、他の人から見ると、「明らかにおかしい」ってすぐわかる。

そっちの方がありがたいのかな。



特に目新しい行動では無く、誰に迷惑かけるわけでもありませんが、毎日続くとなんとなく嫌である。