いろいろな思い出がごちゃまぜになるほどきれいな月夜。
もうpcはしまおうとおもったのだけれど、詠いたくなり。
ジョルジュ・サンド。
愛の妖精。ファデット、彼女も大好きだった。
小鬼ぴょいぴょい、は知る人ぞ知る(たぶんたくさんのひとが知っている)やはり「ポーの一族」のなかから「エディス」に出てくる台詞。
語呂がいいので、記憶に残っている。
メリーベルに。「ポーの一族」
わたしはとても彼女が好きだった。その性格。
萩尾さんの造型するキャラクターは、どの作品もそれぞれはっきりした個性があって、飽きなかった。
古典漫画の名作。
むかしに読んで、まだ覚えている。
また梅雨ぐもり。湿度が高い。風もなく。
今日はなんとか保ちそう。
軒先に、鳩一羽ちょこんとこっちを覗く。
ごめんね、もうごはんはやれない。
ことこと、と鳩は足踏みしていたけれど……。
わたしのこと覚えているんだなあ、とうれしいようなさびしいような。
窓から離れて、また戻ったら、もう彼はいなかった。
かしこい。
紫陽花の画像、わたしの職場のお庭から。
こじんまりとした日本庭園には、ちいさなあずまやなどあり、品のいい山野草、そこかしこ。
猫が出入りするので、あずまやの壁で爪とぎして……と同僚のひとり、困り顔。
めだかを放した水鉢には、金網をかぶせて猫対策。
青い紫陽花が少なくなった気がする。赤系統、それから八重や改良品種などが目に付く。
遠めには、だから紫陽花とも見えない。
このお庭のものは、むかしふう。
さわやかなまひるま。
六月。初夏の風は洗ったようにきれいだった。
坂道を駆け下りる。
とおりすがりの森に、木漏れ日がきらめく。
まっしろな紫陽花の群落に視線が吸われる。
光と影。夏の匂いが、森の下草からたちのぼる。
言いようもなく森が好き。
夏の森はことに。
ああそうだ、萩尾望都さんの『ポーの一族』のなかで、好きだった話、
「リデル森の中」
エドガーとアラン。ヴァンパネラの少年ふたりに育てられたお人形のような少女リデル。
夏の森に遊びながら育った。
思い出すこといろいろ。