雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

何ひとつ溢るるなくて油蝉のなきがら過ぎる鈍い感性

2019-09-02 20:51:47 | Weblog

油彩Mona F12号。


レオナルドはモナリザの背景に雄大な風景を描いた。

その着彩は特異で、上の方は緑、渋い緑色。下方は赤茶色又は暗い赤紫か暗いバーミリオン、バーントシェンナのような対比色相に分けている。

レオナルドはあまり派手な着彩をしない。ラファエルロやペルジーノ、ボッティチェルリなどなど、に比較すると、渋く、あるいは暗い、または抑えた色彩を好んだようだ。

それでは、モナリザの背景は何故同色ではないのだろう?

何故対比色相の中でも、もっとも強い赤緑の補色を選んだのか?

色彩学から考えるならば、こうした色彩は見る側にカタルシス、快感をくれる。

色彩心理学から言うと、赤緑の補色関係は、リビドーに関わる。

レオナルドもまた、色彩の人間心理、情緒に及ぼす影響を知っていたのだろう。モナリザの神秘的な画面は様々な力で、私たちを引きよせる。








神に感謝。








コメント   この記事についてブログを書く
« 人は皆旅する時計うつそみに... | トップ | 式部 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。