やすたけまりさんから、歌集をお送りいただいた。
『ミドリツキノワ』という、きみどりの小熊のぬいぐるみが、空をみつめるつぶらなまなざしで、こちらを見上げているような装丁も可愛く、手にとった一瞬、童話集かと思った。
このかたも、未来短歌会の歌人で、第52回短歌研究新人賞受賞、というまぶしい履歴。
先日の新年会で、たしか受付応対つとめたと思うけれど、会話するひまなども、その日はなく。
ていねいな献辞で、わたしなどにまで、とよろこびながらも、驚いてしまう。
ブログもお書きです。「すぎな野原をあるいてゆけば」
いくつか作品を掲載させていただきます。
おひるだよ よばれて立ち上がったからバケツの国は消えてしまった
なつかしい野原はみんなとおくからきたものでできていました
正夢のワクチンとしてムーミンのおなかいっぱい分のまつ葉を
やわらかくて、やさしくていいな、と思う。
笹井宏之さんの味わいとは、またちがう。
短歌……短い一行詩のなかで、たちのぼる、察せられる、うたびとの個性の心地よさ。
それから……今日の歌は、やすたけさんの作品から、インスパイア
ご紹介、そしてすてきな返歌?も!
ありがとうございました
こちらこそありがとうございました。会計と受付、てんてこまいで、滞りなく、とだけ考えてつとめていましたので、ごあいさつも……だったでしょうか。
めるへんみたいにきれいな作品集、たのしませていただいております