雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

暖かに君は告げてよ生きてあれば愛に満たざる悲哀なきこと

2014-01-28 16:45:40 | Weblog



  ふと、聖書をひらいて。









 このごろ色彩について、うろ覚えの所感を綴っています。

 読者のなかには、わたしの物言いにお腹立ちの方もいらっしゃるでしょう。

 調和といい不調和といい、そのハーモニーの比率は、いったい何を根拠にしているのか、と。


 山口椿から色彩論を教わったとき、わたしも最初に抱いた疑問でした。

 彼は言いました(と思います)

 マンセルを初めとする研究者たちが、可能なかぎりすべての古典絵画の色彩を分析して抽出した美度、と。

 その調和の数値を大前提として、色彩比例の美学が延々と展開されました。

 今はまだ、ややこしいので、こまかな比例の数値は書きません。

 おおまかに、きらくに、ゆっくりと、まとめていこうと思います。



 読者の中には、ここでもういちはやくお気づきの方もおありでしょう。

 マンセルの色彩調和理論は、古典絵画の色彩をベースにしているので、音楽でたとえるならクラシック。感覚の美しい完全調和をめざすもの。


 ですが、現代わたしたちの耳には、クラシックだけではなく、いろいろなジャンルの音楽が聴こえている。ロック、ジャズ、ポップス、パンク(?

 不協和音や、ノイズさえ「音楽」であると。


 色彩も、これとよく似ています。古典的な整いと清澄な効果をくれる色彩調和は、じっさいのわたしたちの周囲の現実にはあまり見出せないようです。


 ロックな彩り、演歌の彩り、パンクの、レゲエの、ノイズの……。


 好き嫌いに良いも悪いもありません。

 『衣服の記号論』という研究書がありますが、ファッションだけでなく、色彩もまた、その人の心ないしは対社会的姿勢を語るサインなのですね、当然ながら。



 では、先天的な感受性の度合いによって、習得のためにある程度複雑な訓練がいるかもしれないマンセル色彩調和の利点はなんでしょう、と尋ねられたら、わたし個人のプラクティカルな経験で、

 生体にとても心地よい効果、リラックスとカタルシスをくれる、

 ということです。

 古典絵画は、やはり自然に根差した色彩感ですから、きわめてナチュラルなものと思います。これもおいおい綴ります。数値以外の理論は、とてもわかりやすいものです。


 植物にモーツアルトを聴かせると、すくすく育つと言いますね。色彩調和も、人体にちょうど似たような効果をくれる。


 わたしは、椿さんに教えられて、油彩水彩、アクリルなど、一時かなり熱心に絵を描きました。結婚していそがしくなってから、絵筆は遠くなりましたが、無意識的に、自分の身の回りに置く彩をできるかぎり、調和に近い、なめらかなものにしているようです。

 そのおかげか…読者の爆笑をかうかもしれませんが、たいして化粧にも凝らないのに、お肌のトラブルに悩んだことがありません。特にここ数年。

 そのうえ、けっこう若く見てもらえる。これはいいか悪いかわかりませんが、利用者さんの中で、少し目の不自由な方(エヘ)など、わたしのことを高卒とか、二十歳、なんて嬉しい勘違いをしてくださったり。

 まあ、のーてんきな雰囲気もあるのでしょうけれど(ウン

 自分でも不思議だなあ、と思っています。

 なぜだろう、と考えて、思い当たるのは、歌や色彩のおかげかな、と。


 古典的な色彩調和の中に身心をひたしていると、ごく自然に常時アルファー波モードになっているのかも、と思っています。


 だから、この日記で色彩の調和不調和をまとめるものは、クラシカルなスケールの範囲で、と御了承ください。


 それはナチュラルで、普遍的な感受性なので、コンテンポラリーな組み合わせとは、そもそも基準が違うのです。どれをとるかは、音楽の好みと同様、ひとそれぞれです。




 ご質問があればコメントもどうぞ。ただまじめな質問に限ります。



 三寒四温、にもまだ遠い如月間近。


 みなさん、お風邪召しませんように、あたたかくお過ごしください。






 


 



 


  


 


 
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2 コメント

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Unknown (のりんご)
2014-01-28 19:34:52
色のお話、とても興味ぶかく読んでいます。
椿先生のお話を直接聞くのとまた違ったわかりやすさで、とてもありがたいです。
少しずつつづきをよろしくお願いします。
色いろ (雪香)
2014-01-29 11:39:05
椿さんはじっさいに十七世紀オランダ派の技法を駆使できるひとですから、妥協のない教え方でした。

絵の具にしても、イタリア時代は、自分で練り上げていたそうです。
長い時間とてまひまをかけて、ゆっくりと根気よく。

それは修行そのものだった、と。椿さんの敬愛する先生の方も、たしか聞いた話では、どこぞの修道院で隠者さながら、ミニアチュールの制作に一生を捧げた方ということです。

椿さんの習得したものにくらべたら、わたしの説明は、とてもおおざっぱでゆるいでしょう(ゴメン

ひいきめではなく、わたしは椿さんの色彩理論を、後世のために、一冊の本にまとめておいてほしいなあ、と思うのです。

色彩の上手な演出は、そのひとの印象を変えます。


どこか奇特な出版社はないかしら。

ただ、彼の編集さんはたいへんかもね~

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