お稽古を録音して耳で再度確認。スマホは便利だ。使い慣れなくてもたもたしていたが、二日目で少し慣れた。
本番は、演奏だけでもお稽古の十倍の負荷がかかる。プラス台詞とジェスチュアの芝居が入る。だから録音で焦るくらいでちょうどいいのかもしれないと思う。
わたしのようなぼんくらチェロでも、ただもくもくと時間をかけて弾けば、どんなレベルであっても、これからも、一生、死ぬまで成長できるだろう。
聴きなおせば、一粒の音の裏が足りない。これは昔から口を酸っぱくして諭されたのに、先急ぎしてしまう。こういう心では音楽がせこい。
ゆったりたっぷり、奏でよう。
縁起でもないが、自分がみまかる日は、チェロと三味線を気のすむまで弾いて、後片付けをし、お風呂に入って、一番好きな和服を着て、好きな人たちに見守られて、清潔な布団に入って、機嫌よく、この世にさよならしたい。
好きな人、とは家族だろうか? それとも…。これからの世の中で、ひとびとはどのようなみまかりかたをするのだろうと想像する。家族があろうとなかろうと、たぶんサザエさん的な世界とは、もう多分遠い。デフュージョンした個の世界だから。
私は心底しぶといから96歳まで達者で生きる。なぜ96なのかわからない。ふとその数字が思いついただけだ。
長生きしたほうが、自分を生み出してくれたこの世に、たくさんのお礼ができそうだ。
ちゃんと、自分のためにお金稼ぎもする(お
芸は身を助けてくれる。心も。
そう言い聞かせつつ、自分のつたないお稽古録音を耳に入れた。つじつまが合ったな、と聴けたらそのうちネットにアップするかも。
お耳よごしならスルー。あしからずどうぞ。
楽器でもバレエでも、舞台以上に、
毎日のレッスン風景を見るのが大好きなのです。
聞いてね♪───O(≧∇≦)O────♪