市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

触れなむとゆびごとに散る琥珀いろの音符のように人生のなかば

2008-10-19 15:52:42 | Weblog



 木ねずみさんのブログに平均寿命の折かえし、という記事があって、そこで心にしみる詩を読んだ。

 あれ以来、ときどき考える。

 
 木ねずみさん、数年会っていないけれど、やりとりする呼吸の感触は昔と変わらない。このひととも、彼女の結婚前からブンガク少女っぽいおつきあいをたのしませていただいた。


 そのままな気がする。

 
 年齢を重ねるということを、かわいく詠いたい。なげやりでなく。


 コラ・ヴォケール、ボワイエといったシャンソニエール、それからナナ・ムスクリといった深みのある歌声を聴くと、短歌でもそんなふうに詠えるかな、と思う。






 
 
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2 コメント

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ブンガク少女 (木ねずみ)
2008-10-20 07:55:55
私の事が記事に出ていて、恥ずかしいやら恐縮するやら・・・。
私の場合はまさに片仮名「ブンガク」。
知識も浅いので、教えていただいたことの方が
多かったです。
あの頃からずっと、雪香さんは聖少女のままです。回りの美少女たちの中でも一番際立っていらっしゃいました。努力もなさったかと思いますが、その才能が本当に羨ましく、そしてちょっと妬ましくもう今だからお許しください。。雪香さんもしんどいことがあったのでは・・と思っています。。
茨木のり子さんの別の詩に「みずうみ」というのがあります。
心の奥底に静かな湖を持つ人は、魅力的だ・・
とあって、その詩を読むと雪香さんを思い出します。。
私事で申し訳ないのですが、主人は私の「ブンガク」的な部分には全く興味がなくて、別の、私が気がつかない部分を好いてくれたようです。
私は長らく、自分の心の奥底に湖がないな・・と諦めていたのですが、どうやら彼は私も知らなかった小さな湖を発見してくれたようなのです。(またのろけちゃいました!ごめんなさい
人というのは自分が「やったぞ!」と思うときには大して役には立っていなくて、自分が気づかない行為で充分役にたっていたりします。
だから、きちんと誠実に生きていかなくてはならないな・・と思っています。
とりとめのない長文で、失礼致しました。。


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…… (雪香)
2008-10-20 13:25:46
なんだか、わたしについては、ほめすぎですよ

出合った当時、椿さんの周りには、それこそきらきらした女性たちがいっぱいでしたよね。モデルさん、女優さん、ダンサー、小説家、アーティスト、画家、そうした職業のたまごの少女たち。

じつは森茉莉さんとも、ほんのすこしですが、椿さんは行き来があったそうです。

わたしは、あのころ、はっきり言ってすみっこで眺めているだけの、あんまり目立たないムスメでしたよ。

椿さんのレシタルのときも、あとから行って、お花だけ置いて帰ってくるみたいな。

縁ってわかりません。でも、椿さんがわたしに教えてくれた絵や技芸は、ほんとにおもしろかったのです。


心のなかに湖がある……茨木のり子さんの詩、読んでみたいです。こんどさがしてみましょう。そんなふうな女性であったら、……なれたら……すてきでしょうね。

湖のゆめは、ひところよく見ました。

海のゆめより多いかも。

だんなさまがみつけた木ねずみさんの<湖>いいですよ、どんどんのろけてください。わたしはそういうおはなしうれしいです。

友達が幸せなのはうれしいことです。哀しんだり苦しんだりしているのを知るとつらいですから

木ねずみさんのむすめさん、きっとのびのびしたお嬢さんに成長なさるでしょうね~


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