市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

砂さへも哀しみゆゑにあたたかき涙そのまま流した夜に

2008-10-20 19:18:28 | Weblog


 ヘンデル「涙のながれるままに」から。


 きれいなアリア。「なつかしき木蔭」と同じくらいに好き。


 音のつらなり。ひとそれぞれ、何を想うだろう。














 
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋のまゆの静かに痒き恋しき... | トップ | 蕊のうちに光息づく白菊の凛... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
みずうみ (木ねずみ)
2008-10-20 23:12:26
雪香 様
みずうみ とはこんな詩です。

<だいたいお母さんてものはさ
しいん
としたところがなくちゃいけないんだ>

名台詞を聴くものかな!

ふりかえると
お下げとお河童と
二つのランドセルがゆれてゆく
落葉の道

お母さんだけとはかぎらない
人間は誰でも心の底に
しいんと静かな湖を持つべきものなのだ

田沢湖のように深く青い湖を
かくし持っているひとは
話すとわかる 二言 三言で

それこそ しいんと落ちついて
容易に増えも減りもしない自分の湖
さらさらと他人の降りてはゆけない魔の湖

教養や学歴とはなんの関係もないらしい
人間の魅力とは
たぶんその湖のあたりから
発する霧だ

早くもそのことに
気づいたらしい

小さな
二人の
娘たち

みずうみ / 茨木のり子
返信する
気づくこと (雪香)
2008-10-21 08:25:13

 静かで、ちからのある言葉たちですね。


 「気づき」ということは、わたしが今たずさわっているケアの世界で、とてもだいじなことなのです。


 朝、この言葉と心をおもいださせてくださってありがとう。


 自分にとらわれていると、周囲の変化、出来事、しるしに気付けなくなってしまいます。

 すてきな詩ですね。

 笹百合さんといい、木ねずみさんといい、この秋は読んでみたい本がたくさん増えました。




 
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。