帰り道、咲き初めた桜を見た。
3月11日以来、被災地には文字通りの驚天動地、悲劇、瓦解の日々だったことか。
数々の悲惨、心から痛み、いくばくなりとも、その苦痛を分かち合いたいと願いました。そうでないと、日々綴る歌や詞書が空疎になってしまうような気がして。
このごろ、ラジオや新聞から伝えられるニュースは、立ち上がろうとしている現地、現場の方々の奮闘。
長い長い忍耐と試練が待っている。それは直接の被災者だけでなく、日本じゅうのすべてのひとに投げかけられる「問い」かもしれないと感じる。
桜の開花を見たとき、甲子園で青春を燃焼している球児たちのひたむきさと、ただ前へ向かって進んでゆこうとする自然のエネルギーを思った。
立ち上がって、力強く歩き出してくださいますように。かなしみ傷ついたひと、病に伏している方、
光りがありますように。