雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

前進のちからみづからひたむきに残骸超ゆる桜花(はな)ひらき初む

2011-03-29 19:42:01 | Weblog



 帰り道、咲き初めた桜を見た。




 3月11日以来、被災地には文字通りの驚天動地、悲劇、瓦解の日々だったことか。



 数々の悲惨、心から痛み、いくばくなりとも、その苦痛を分かち合いたいと願いました。そうでないと、日々綴る歌や詞書が空疎になってしまうような気がして。





 このごろ、ラジオや新聞から伝えられるニュースは、立ち上がろうとしている現地、現場の方々の奮闘。




 長い長い忍耐と試練が待っている。それは直接の被災者だけでなく、日本じゅうのすべてのひとに投げかけられる「問い」かもしれないと感じる。


 桜の開花を見たとき、甲子園で青春を燃焼している球児たちのひたむきさと、ただ前へ向かって進んでゆこうとする自然のエネルギーを思った。









 立ち上がって、力強く歩き出してくださいますように。かなしみ傷ついたひと、病に伏している方、


 光りがありますように。






 
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