雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

冬の陽の洗ふいのりに口ずさむ誰とかの声似て今日も静けき

2014-12-19 08:29:51 | Weblog


  
 さまざまな情報をフェイスブックで眺める。いちいちを丹念に読むことはできないけれど、一渡り見ることが日課のようになった。



 ひどい記事や真実(らしい)画像。




 美しく癒されることも。





 心がけていることがある。それは、自分のストレス解消のために正義感にとらわれないようにしよう、ということ。


 社会悪を弾劾することに、自分のなかのネガな何かを仮託するのはよくない。それでは正義じゃないから。


 クリアな気持ちで眺めよう、と。


 社会に無関心ではいられない。






 福祉はますます切り捨てられる傾向のようだ。福祉を圧迫するなら、女性の社会進出など絵にかいた餅になる。家事や家族ケアを担当するのは、結局女性の役目になるから。矛盾と無理をはらんだおかしな政策だ。

 公的な介護支援が減るなら、逆に考えれば、家族の絆はいやおうなしに見直されるかもしれない。児童虐待も減るかな。

 中流以下の家庭では、国家予算が減ったぶん、老親の介護は子供が担うことになる。自分の子供が自分の老後を支えるという自覚があれば、子供をいじめることは減るかもしれない。


 結婚相手を選ぶにしても、本人同士だけでなく、親のケアのことも考えた相手選びに変わっていくかもしれない。


 介護保険でカバーしている出費を、自費で払うなんて到底無理だ。現状1割利用者負担、それで月に3~5万円。これには家事介護も含まれる。

 年金暮らしの家庭では、この額でも相当な負担に違いない。


 家事介護は軽度の要介護高齢者の買い物、掃除、調理をしている。そのあたりからけずられるとしたら、この労働を家族が補うしかない。


 昔の大家族制に似た家族編成になるのかなあ、なんて遠くを眺めてしまう。


 あまりひどい高齢者虐待が現象しなければいいといのる、こころから。

 私も、母親とふたりで暮らしていたころ、心底つらかった。今より相談相手もいないし、ネットもなかった。






 ネットで、たとえハンドルネームででも交流できる仲間がいるなら、精神的にはかなり励まされるだろう。


 国家は、悲劇を作らないでほしい。育児をとって親を捨てる、そんなことに平気で耐えられる女性が育てた子供が、よい大人になるかしら。


 


 さて、遠くのことはさておき、自分のできることを今日も丁寧に誠実につとめよう。




コメント
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