クラシック・ルネサンス稽古場レポート byむー

大阪市立芸術創造館の第6回クラシック・ルネサンスに参加する第2劇場・2nd stage。近代戯曲を現代に蘇らせるその現場に迫る!

2/16(木)は精神注入棒と鞭!

2006-02-17 16:00:31 | Weblog
 あぁ、とうとうやってしまった。日付とずれてしまった。昨日の間にスペースをとっておくべきだった。…って、後悔するほどのことでもないか。ということで、2/16の稽古場レポートです。

 第2劇場の稽古は基本的に、近隣の公共施設。夜は6時から入ることができる。はじめの一時間くらいは、ウォーミングアップやら発声やらを行う。今日は昼間にテレビで見た骨盤のゆがみチェック(先週の続きだな)をやってみる。あれ?私が一番まずい?いかんなぁ。でかい鞄をしょって歩いているからかなぁ。ちょっと考えよ。
 その後は、インプロゲーム。「ナイフとフォーク」「彫刻ネーミング」。すばやく形を作ったり、それを判断したり。今回は集団シーンが多く、フォーメーションを作らなくてはならなかったりするので役に立つかな、と選んだメニュー。気がつくと、扉の前で得体の知れないポーズで静止。外から不審そうに覗いている阿部さん。こりゃ失礼。(多分、廊下にいた人たちからは、あなたが一番不審だったと思いますが…。)

 そうこうする内に、メンツがそろい始める。もうひとしきりゲームをして、台本へ。実は今日は2部屋確保されていたので、隣室で『広場の~』の稽古。こちらは『孤児の~』の稽古。どうやらバレリーナさんが加わるようで、ほんとに、舞台上に人が多くなる模様。ラスト近くのシーンをどうもっていくかで試行錯誤が続く。
 さて、『あいつを~』だが、これは男性3人の芝居である。が、実は台本には「上演の注意」という面白い指定がされている。「この戯曲では「如何に闘うか」又「それは可能か」の問題が書かれていない。これの続きが書かれる必要があるし、…」となっているのだ。この指定をどう生かすのか。ということで、もう一つの『あいつを~』が存在することになる。もともとの3人の動きを見せてもらおう、と言うのは分かるのだが、そのうちの一人である大東君は隣で稽古中。「ちょっとだけ~」、と呼び寄せる。今回の公演で、多分、大東君が一番大変なんじゃないだろうか。動きも多いし、あっという間に次の芝居への切り替えが必要だし。

 小道具についても検討。「精神注入棒」が分からないという桂さん。え?そうなの?箕面の滝道でお土産物で売ってないか?後日確認。後は、鞭。女王様系ではなく、どちらかといえば♪雀の学校の先生が~ム~チを振り振りチ~パッパ♪系。いまどき、どこで手に入るのだ?なぜかそのあたり詳しそうな西山君。日本橋で、探せる?

 稽古場でのあれやこれや。お客様に見ていただくこともなく消えていく、たくさんの捨てネタ。この作業が、好き。集団ならではの面白さ。本番までに、どれほどのネタが消えたり生かされたりするのだろう。

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1 コメント

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Unknown (いとうちゃん)
2006-02-20 00:47:01
やはり西山君は自分がディープオタクであることを開き直るべきだと思います。