酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

もっとラディカルに、もっとワイルドに

2009-01-02 00:23:46 | 戯れ言
 明けましておめでとうございます。読者の皆さまに幸多き年になることを心から祈っています。

 大晦日と元日の朝刊は暗いニュースを伝えていた。世界に広がる貧困、孤立したガザ、関西で相次いだタクシー運転手強殺、夜逃げ屋の流行、派遣を切られた人たちの犯罪……。俺は思わずミューズの「ナイツ・オブ・サイドニア」の歌詞を口ずさんでいた。

 ♪愚か者たちが王として君臨する今、時を無駄にするな。物事を正す時機が来たようだ。権利のために闘うんだ。生き残るために闘うんだ……

 レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを公然と支持するミューズは、ラディカルさを増しつつある。発表時(06年)は先走り感が強かった「ナイツ――」だが、貧困が世界を覆い尽くす現在、新世代のプロテストソングになるかもしれない。

 07年は<恋でもしようか>、08年は<猫のようにしなやかなハンターになる>が年頭の誓いだったが、09年は悠長なことを言っていられない。俺もまた、手配担当者の掌で転がる中年派遣労働者なのだ。

 <もっとラディカルに、もっとワイルドに>を今年の目標に掲げたい。ブログにもあれこれ記してきたが、第三者的に政治を論じることがいかに無意味か、自らの経験から心得ている。扉を開いて、第一歩を踏み出したい。

 具体的に何を? 前稿に記した通り涙が出るほど怒っている以上、良心や慈善に基づいて行動するつもりはない。テロリスト? まさか! 第一候補は<反貧困ネットワーク>への参加だ。少しずつ行動の幅を広げていければと考えている。

 初詣でに行くことになった。中学生の頃以来だから、三十数年ぶりになる。いかに敬虔さと無縁の人間なのか、我ながらあきれてしまった。苦しい時の神頼みではない。母の指令を受けてのお参りである。

 昨年は母と妹の同時入院など凶事が続いた。俺もパッとせず、Uターンを考えている。一陽来復というが、母は元気になり、妹も2月までには退院できそうだ。厄除けに家族それぞれの干支の土鈴を送れというのが母のリクエストである。

 前回の帰省時、嵯峨野路の土産物屋で干支の土鈴を見た。京都の方が簡単に入手できそうだが、場所を指定されている。実のボンクラ息子より氷川きよしを心の拠りどころにする母は、氷川神社の土鈴が欲しいのだ。まるで頑是ない子供だが、人は老境に達すれば童心に帰るというから仕方ない。

 検索してみたら関東近辺で氷川神社は10社ほどあった。中野駅近くの沼袋氷川神社、東中野駅近くの中野氷川神社は俺のウオーキングコース内に位置している。ちなみに氷川きよしと縁が深いのは赤坂氷川神社という。いずれかに詣でることになるだろう。

 ネタに困ることもしばしばだが、ブログは今や俺にとって存在証明だ。今年も中2日のペースで更新していきたい。妄言に付き合ってくださる読者の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいだ。今年もよろしくお願いします。


コメント (5)
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