酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

重めのサンデー系を狙う~無理筋承知のダービー予想

2005-05-28 04:32:09 | 競馬

 オークスは中身の濃いドラマだった。レース直後、「負けパターンだったな」と福永に声を掛けた武豊こそ、先行した武幸と並ぶシナリオライターだった。「豊さんに締められた」と福永がコメントした通り、武エアメサイアはシーザリオの外から被せ、好位を許さなかった。武兄弟の意地、直線勝負に賭けた福永、クセ馬ディアデラノビアで3着のデザーモと、騎手の力量がクローズアップされたレースでもあった。

 ダービーもオークスに続きサンデー一族の饗宴になりそうだ。GⅠレースでは展開(スロー)も騎乗法(差し)もサンデー仕様に傾くから、自ずと結果も決まってくる。血統予想家の分析をまとめると、ディープインパクトは「グレードアップしたロサード」で、スピード競馬の申し子とのこと。連を外しそうもないが、武豊が慌てる場面も見てみたい。可能性は低いが、レースの質がしのぎ合いにシフトすれば、ディープ苦戦の確率も高くなる。出走表で中長距離に適性のありそうな「重めのサンデー系」を探してみた。

 まず目に付くのがアドマイヤフジだ。後方からのレースなら、掲示板が精いっぱいだろう。福永は「直線勝負」と話しているが、果たして? 勢いと運のある福永のこと、無策で臨むとは考えづらい。オークスのお返しとばかり、一つ内のディープに被せて先行すれば面白い。母アドマイヤラピスは牡馬と渡り合った名ステイヤーだったし、ここで好走すれば、菊花賞でも楽しめるはずだ。

 そのアドマイヤフジだが、京都新聞杯で3着に敗れた。レース後、同陣営は「あの馬は強い」と不利を克服して勝ったインティライミを絶賛していた。インティライミはサンデー産駒だが、母系には社台伝統の血が流れている。苦手な輸送、出遅れ癖に加え、調教を不安視する声もあるが、5~6番手につければ好勝負も可能だ。サンデー系からもう一頭挙げれば、デザーモ騎乗のブレーヴハ-ト。ローエングリンの弟という血統も魅力で、3連単の2、3着に狙いたい。

 ディープを軸に「重めのサンデー系」を狙う以上、ローゼンクロイツ、ペールギュント、ダンツキッチョウ、アドマイヤジャパン、シックスセンスら瞬発力に勝る「軽いサンデー系」はまとめて切った。馬券は買わないが、マイネルレコルト―後藤の積極策に期待したい。<スロー→ヨーイドン>のパターンが崩れれば、予想も当たるのような気がするからだ。

 まとめると、◎⑤ディープインパクト、○⑥アドマイヤフジ、▲⑦インティライミ、△①ブレーヴハート。オッズと相談しながら、3連単を中心に買うつもりでいる。

 ディ-プインパクトの単勝が1・0倍、2番人気のマイネルレコルトが89・9倍。前々日オッズには驚くしかない。ディープの不安は、むしろレース後ではなかろうか。高速馬場に切れ過ぎる脚……。故障発症なきことを祈りたい。
コメント (6)
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