ぜんちゃんの歩き方

写真とエッセイ。ボクの目線とライフ。
音楽とか映画とか本とかセブ島とか。

「生活の柄」

2010年09月15日 | 深呼吸のとき
9月1日、2日仙台で住宅ローンアドバイザーの養成講座を受けた。
午前10時から夕方4時までの講義で一旦福島に戻れない事もないが面倒なので友達のA君のところに宿泊した。
2日目の講義のあと試験があるので初日は大人しくA君のマンションで夕方から寛いだ。
シャワーで汗を流したら結局旧交を温めながらワインを空けてしまった。
数日前まで風邪がこじれ気管支炎に侵されたがようやく咳も治まり体調も安定したけれど今年の夏の暑さに肉体的にも精神的にも疲れ切った。
仙台の夜も暑くA君と夜更かししたらまた体調を崩してしまい次の日の講義も試験も甚だしんどかった。
資格審査が通ったかどうかはもう神様に委ねるしかない。

二日目4時半過ぎA君と待ち合わせ二人で通りを練り歩いた。
ボクらはブラザー軒の通りに出た。



定休日のブラザー軒の前で佇むと直ぐに高田渡の「ブラザー軒」が背中で鳴り響いた。
名曲に変わりはないがでもやっぱり切ない歌だと思う。

高田渡 ブラザー軒


仙台市内の通りや路地裏が大好きなのだが歩いているうちに何故かセンチメンタルな思いがつるべ落としのようにやってきた。
兎に角今年の夏の暑さは異常だった。
冷房にあたり過ぎて風邪をこじらせ朝方ベッドで咳き込んだ辛さに漠然とした老いの不安が過ぎったことを想い出す。
まだまだこれからじゃないか…おのれを精一杯励ます事が出来るのは過去の元気な自分だけだ。





東一市場の路地裏に貼ってあったポスターが実に切なかった。
チャンピオンの水波綾もどこかすごいけど挑戦者の「杜の都の女王様」悲恋というネーミングは凄すぎる。
最高の友は最強の敵だって?なぜ戦わなければいけないのだと意味もなく独り言をこぼしてみた。





仙台駅から空きタクシーの群れを眺めていたらまたセンチメンタルな気持ちになった。
乗客はそれぞれの人生を背負いつつ自分の場所へ帰ってゆくのだろうがはたしてボクが帰ってゆく場所は
何処なんだろうとふと考えたのだ。

まだまだこれからじゃないか…おのれを精一杯励ます過去の元気な自分がいた…。

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2 コメント

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お久しぶり (クリ)
2010-09-16 00:16:14
ブログになってから何かコメント書きにくくて…。今年の夏は本当に暑かったよね。私もヒーヒーいってました。でも、ぜんちゃんはまだ若いから老いを感じるには早すぎるよ~
がんばれー
Unknown (ぜんちゃん)
2010-09-16 00:46:55
くりさん>
こんばんわ。
コメントありがとう!
やっと福島も秋らしい涼しさがやって来て気持ちよく眠れます。
今年の夏は本当に異常でしたね。

クリさん大丈夫。
気持ちだけは少年のままです。(苦笑)


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