毎月定例のマンション交流会に参加してきました。
9月第1週ということで参加者の大勢の方が居住するマンションでの防災訓練を実施しているようで不参加となっていました。
(ということは、かなりのマンションで防災訓練をやっている?
うちは一度もやっていないということでびっくりしました。)
今回のテーマのうち、理事の任期1年問題については、提起者が不参加の為、次回に延期となり、残りのテーマで討議しました。
1.植栽管理について
サポートセンターメンバーでかつ居住マンションの管理組合で長年、長期修繕計画の策定等に携わり、派生的に植栽管理計画実行までを担当されている方の事例紹介がありました。(終了後、実際に見学させてもらいました)
グリーンボランティア活動
植栽管理のうち業者でなくてもできる範囲の剪定はグリーンボランティアを募って行なっている。
緑の相談会
専用庭など、個人庭の管理の相談などを定期的に行い、一部の不管理による荒れ放題の庭などの景観を損ねることのない管理、グリーンボランティアの習得した知識の有効活用を実践している。
一般会計のうち、植栽費が占める割合は、25-30%であったが、グリーンボランティア導入後は18%まで押さえられているそうです。
樹木管理番号
紹介のあったマンションでは、大規模な敷地の為、まず、木の”国勢調査”を実施して、地図を作成した。
敷地内の全ての樹木に管理番号を付け、それぞれの種別毎に剪定単価を設定し、見積等の正確性を高める。高木などは専門業者、中低木など種別によってはグリーンボランティアによる管理区分を分けている。
木のベンチ
共用部分の通路のスペースには木のベンチが設置されている。
しかし5年もすると、腐食が進み危険となってしまったため、撤去を予定しているとの事。
近年では、最初に腐食防止の加工を行なうことで寿命を延ばすことが可能だそうです。
設置の場合には十分な調査と対策が必要だと感じました。
通路部分の
インターロッキング化
従来まで通路部分はタイル張りだったため、雨天時に滑ったり、変色してしまったとの事で、滑らない合成ブロックを交互に隙間なく敷き詰めた。
(最近、良く見かける対策ですね)
また、殺風景にならないように、プランターを設置して、花などを植えている。
ここは築27年を経過し、2回の大規模修繕を実施しているとの事。
屋上防水は、20年経過まで実施しなかったという。大規模団地型のため、漏水の事例が数例出た時点で一斉実施する方針だったという。
居住者の高齢化に伴い、2回目の改修工事では、階段の手すり設置や、グレードアップ化として集合郵便受けの交換(ダイアル式ロック)などを実施している。
今回の情報は、大変有意義なものとして、今後の計画の参考になりました。