札幌・南区のクマ、銃で駆除 今月上旬から出没の個体
14日午前6時ごろ、札幌市南区藤野6の山林にいたクマ1頭を、北海道猟友会札幌支部のハンターが猟銃で駆除した。
【動画】民家の敷地内にクマ 札幌・南区の住宅街(8月7日)
札幌市によると、市が銃でクマを駆除したのは2013年以来6年ぶり。駆除したクマはメスとみられ、体長約1・5メートル。市は、今月上旬から出没していたクマと同じ個体と確認した。
クマは、今月上旬から南区藤野や簾舞地区の住宅街に頻繁に出没。南区では8月に入り、12日までに目撃情報が計22件に及んだ。
住宅地にも相次いで出没したことから、市は10日、藤野地区に箱わなを2台設置。しかし、12日になってもわなでは捕獲できず、住宅地の庭でトウモロコシを食べるなどしたため、市は住民への危険性が高まったと判断し、猟銃による駆除に踏み切った。