元館長の統合ブログ

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背が伸びるスポーツは何か? その3

2016-09-30 06:32:19 | 身長

本来は成長期に関わる問題である運動特性を殊更に述べたのは、筋力依存型と骨格依存型の違いは、成人された身トレのお客様にも見られる特徴だからです。

 

筋力依存型のお客様の場合、アドバイスが必要なケースが多いのですが、四段(スネを伸ばす)に到達するには、身トレの動作だけでも骨格依存型に変えていく必要があります。

 

単純に言えば、身トレであっても筋力依存型の人は伸び難いということですが、この場合、指定方法とは違う運動を行っていただくことで改善可能です。そのノウハウも空手の「型」という概念が非常に役立ちます。


身トレの教本で、

 

①同じ技(運動)を見ても、違う動きをしてしまう場合、

 

②原因特性が体にあるのか、心(運動イメージ)にあるのかを判断し、

 

③その違い、比重によって技の枠組みである「型」を変更する。

 

こういった変更によって、必要要件を満たす運動が可能です。

 


それはさておき、身トレは骨端線なしで骨を成長させることを可能としたものですが、私自身が想定していたのは、「骨が全体的にひと回り大きくなることで総延長も長くなる」という純粋な肥大型です。

 

踵骨や距骨のような短骨であれば、全方向への肥大で成長を説明できますし、スネの成長についても私が狙いとしていたのは、骨端部の肥大による成長でした。

 

しかし現在、お客様のなかに単なる肥大では説明できない明らかな成長を示される方がいらっしゃいます。当然、成人され自然成長停止後に身トレを始めた方です。

 

こうなると一つ大きな疑問が浮上してきます。それは、「長骨の自然成長は骨端線のみで起きるものなのか?」ということです。


ひいて言うなら、成長期における骨格依存型の成長と、身トレの成長は同一の現象ではないのか?という疑問です。つまり、

 

①骨格依存型の子では身トレのように骨端線以外での成長も活発になり、それが自然成長のトータル量となり


②筋力依存型の子は、骨端線以外での成長に乏しく、


③中間型は、その中庸となる。


④また、それ以外の要因で低身長・高身長になる場合もある。(例、成長ホルモンの過不足、遺伝など)

 

という可能性です。

 


そこで私は手掛かりを探るべく、腱の附着部(骨と腱が接続する)位置に着目しました。

 

まずは、成長と腱付着部の関係です。

 

①長骨が骨端線のみで成長する場合、骨端線より骨幹寄りの腱付着位置は骨幹部へ移動する。この場合、腱が適正な位置に再配置される仕組みが必要となる。

 

②長骨が骨端線以外の部分でも成長する場合、同上の附着部の移動量は軽減される。この場合、腱は骨端線成長の影響を受けながらも結合部自体が移動するため、再配置の必要性が低減する。


図が無いので、わかりにくいとは思いますが当ブログはHP用の下書きということでご容赦ください。

 

簡単に言えば、「骨端線だけで成長したら、筋肉の位置がズレちゃうけど、どうなってんの?」ということです。

 

次回に続きます。


身長を高くするトレーニング 大人が成長できる新理論!


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