しーさるの鉄日記

2025大阪万博アクセス


先日、2025年の万博が大阪市になることが決定した。会場の位置は、大阪北港の人工島『夢洲』。現在は『夢洲』への鉄道路線はないが、大阪市などが出資する第三セクターが、コスモスクエア~夢洲間の建設を計画、万博が開催される前の2024年度の開業を目指している。コスモスクエアからは大阪メトロ中央線に乗り入れることで、大阪中心部と万博会場を結ぶことになる。

コスモスクエアのある咲洲と夢洲を結ぶ夢咲トンネルには、鉄道を通す基礎構築が完成している。つまり、海底トンネルは実質完成しているようなものだ。トンネルの前後1キロほとを整備すれば、簡単に線路を通すことができ、6年後の開業に間に合うと思われる。夢洲へは、JR桜島線の延伸も計画されているが、新たにトンネルを掘らなければならないので、万博には間に合わない可能性の方が大きい。このことはJR西日本の社長も言及している。夢咲トンネルが7年、関門トンネルが5年かかったことを考えると、今すぐに着工しても微妙なところだ。よって、USJから桜島駅、舞洲経由のシャトルバスを走らせると思われる。

確実に万博アクセスとなる大阪メトロ中央線は、増発か増結を行なうと思われる。万博が期間限定であることを考えると、増発だけの公算が高い。幸い、新型車両40000系を2022年度に投入するとのことだから、既存車両をあまり置き換えずに、最大編成数で万博輸送をしていくのだろう。夢洲に車庫を造るようだし。そして、万博が終了後に既存車両を順次廃車、1970万博の時の阪急デイ100系、愛・地球博の時の愛知環状鉄道の100系がそうであったように。増発分の列車は森ノ宮~夢洲間での運転と予想、定期列車に差し込むのでなく、万博期間中の暫定ダイヤを組んで定期列車のスジも変えるのだろう。鉄道でのアクセスが中央線1本になると、混雑すると思うけど、花博の時もミニ地下鉄の鶴見緑地線だけで輸送したから大丈夫じゃないかと。

大阪メトロ中央線が万博アクセス路線となると、大阪南部や和歌山からは弁天町経由、大阪東部からは森ノ宮経由、それ以外だと大阪で環状線に乗り換え弁天町に出るか、新大阪から御堂筋線で本町に出る形となる。そのため、『はるか』と『くろしお』は弁天町に停車する可能性が高い。心配なのは御堂筋線の梅田~本町の混雑がさらに激しくなること。期間中だけでも、御堂筋線を増発した方がいいかもしれない。あと、慣れない人が女性専用車に乗ってしまうということになりそうだ。

大阪地下鉄中央線、JR以外にも、京阪が中之島線を夢洲方面へ延伸させることを計画してる。JR同様、夢洲までの延伸は万博に間に合わないけど、途中の九条までの延伸は間に合いそうだ。既に開業している中之島以東は、起工式から5年で開業しているし。その場合、九条駅の出口は阪神なんば線と共有にしてもよさそうだけど、それだけでは捌ききれないから、東側にも京阪のコンコースと中央線の高架コンコースを結ぶエレベーターを整備してほしいところだ。延伸した場合の、淀屋橋発着と九条発着の比率が気になるところ。万博客が見込まれる朝晩は淀1九1で、それ以外が淀2九1か。中之島線開通当初は、特急の3本に1本を枚方市折り返しにしてでも、中之島から出町柳まで快速急行を走らせていたのだけど、2025年ではどうするのだろうか。


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